女子テニスで世界ランク239位のL・ツレンコ(ウクライナ)が日本時間17日に自身のSNSを更新し、女子テニス協会(WTA)のCEOから道徳的虐待を受けたと告発した。
>>【画像】道徳的虐待を告発したツレンコの投稿<<
35歳で元世界ランク23位のツレンコはツアー大会で4度の優勝を経験。2018年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ではベスト8入りするなど活躍を続けてきた。
しかし、昨年は苦戦を強いられ早期敗退が相次いだツレンコ。今年はまだ試合に出場していなかった。
そのツレンコは今回、自身のXを更新し、WTAのCEOから道徳的虐待を受け、パニック発作に苦しめられたことを告発。また、これをWTAに相談したものの、隠蔽されたとしている。ツレンコは道徳的虐待の具体的な内容については触れなかったが、法的措置も示唆した。
【ツレンコの告発全文】
真実を語る時が来ました。
幼い頃から、私はプロテニス選手になることを夢見ていました。夢への道のりで、数え切れないほどの試練と困難を乗り越え、私は全身全霊を注ぎ込みました。
プロアスリートであることは大変な仕事です。すべての選手が私に同意してくれると思います。毎日100パーセントの力を出し切らなければならない仕事です。
最悪の悪夢の中で、自分のホームだと思っていたプロツアーが恐ろしく異質な場所になり、組織(WTA)のCEOが私に対して意図的に道徳的虐待行為を行い、パニック発作を起こして仕事ができなくなるとは想像もしていませんでした。
私はこのことを率直に、そして直接的に話しました。WTA内での保護と正義を求めようとしました。
しかし、これに対して無関心で不当な扱いに直面し、これが私の道徳心の長期的な低下につながりました。
痛み、恐怖、パニック発作、屈辱、情報隠蔽、チームへの嫌がらせ…これらは私が耐え忍ばなければならなかったことのほんの一部に過ぎません。
WTAツアーは女性、選手、そして人を守ることを拒否しました。その代わりに、WTAツアーは指導的立場にある人物を守ることを選択しました。
自分を守り、自分の権利と尊厳を守り、スポーツ界におけるこのような暴力行為を防ぐ最後のチャンスは法廷で正義を求めることです。そして、これが昨年末から私が歩んでいる道です。
誰も私が経験していることを経験することがないように、そして誰もが自分の行動に責任を持つよう、神に祈ります。
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