車いすテニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は６日、女子シングルス準決勝が行われ、第１シードの上地結衣が世界ランク４位のリ・シャオフイ（中国）を6-2, 6-7 (4-7), 6-4のフルセットの激闘の末に破り２年ぶり９度目の決勝進出を果たすとともに、５年ぶり５度目の優勝に王手をかけた。
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３１歳で世界ランク１位の上地が同大会に出場するのは１２年連続１３度目。これまでに２連覇を含む４度の優勝を飾っている。
今大会は１回戦でワイルドカード（主催者推薦）で出場した世界ランク１５位のＰ・デルレード（フランス）、準々決勝で同１０位のＬ・デ グリーフ（オランダ）を下し準決勝に駒を進めた。
２５歳のリとの顔合わせとなった準決勝の第１セット、上地は相手に２度のブレークを許しながらも、リターンゲームでは４度のブレークを奪い先行する。
しかし第２セット、両者４度ずつブレークを奪い合いタイブレークに入ると、上地は中盤で３ポイント連取を許すなどしてこれを落とし、１セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、上地は勢いに乗ったリに第１ゲームでいきなりブレークを許す苦しい展開に。それでも、第８ゲームでブレークバックを果たした上地は、第１０ゲームで２度目のブレークを奪い、激闘を制して決勝進出を果たした。
勝利した上地は決勝で第２シードのＡ・ファン クート（オランダ）と世界ランク９位のＫ・モンジャニ（南アフリカ）の勝者と対戦する。
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