テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は日本時間７日（現地６日）、男子シングルス準決勝が行われ、第１シードのＪ・シナー（イタリア）が第６シードのＮ・ジョコビッチ（セルビア）を6-4, 7-5, 7-6 (7-3)のストレートで破り初の決勝進出を果たすとともに、初優勝に王手をかけた。
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２３歳で世界ランク１位のシナーが同大会に出場するのは６年連続６度目。最高成績は昨年のベスト４となっている。
今大会は１回戦で世界ランク７５位のＡ・リンデルクネシュ（フランス）、２回戦でワイルドカード（主催者推薦）で出場した同１６６位のＲ・ガスケ（フランス）、３回戦で同３４位のＪ・レヘチカ（チェコ）、４回戦で第１７シードのＡ・ルブレフ、準々決勝で同６２位のＡ・ブブリク（カザフスタン）をいずれもストレートで下し４強入りした。
３８歳で世界ランク６位のジョコビッチとの顔合わせとなった準決勝の第１セット、シナーはファーストサービス時に９０パーセントの確率でポイントを獲得し相手に１度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは第５ゲームでブレークを奪い先行する。
続く第２セット、第７ゲームで先にブレークを果たしたシナーだったが、サービング・フォー・ザ・セットとなった第１０ゲームでジョコビッチにブレークバックを許す。それでも、シナーは直後の第１１ゲームでブレークポイントを握ると、最後はドライブボレーを決め２度目のブレークに成功。そのまま第１２ゲームをキープしたシナーが２セットアップとする。
第２セット終了後にはジョコビッチがメディカルタイムアウトを取得し左脚の治療を行った。
そして第３セット、両者ともにブレークポイントをしのぎながらキープを続け突入したタイブレークをシナーがものにし決勝進出を果たした。
シナーはこれで昨年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）から続く四大大会でのマッチ連勝記録を２０に伸ばしている。
勝利したシナーは決勝で第２シードのＣ・アルカラス（スペイン）と対戦する。アルカラスは準決勝で第８シードのＬ・ムセッティ（イタリア）と対戦したが、ムセッティが途中棄権し決勝に駒を進めた。
今大会の決勝は世界ランク１位のシナーと同２位のアルカラスによる頂上決戦となった。
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