昨年王者チチパス 逆転勝ちで16強

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勝利したチチパス
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は8日、シングルス2回戦が行われ、昨年王者で第6シードのS・チチパス(ギリシャ)が世界ランク38位のJ・トンプソン(オーストラリア)を4-6, 6-4, 6-2の逆転で下し、5年連続6度目のベスト16進出を果たした。

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26歳で世界ランク8位のチチパスが同大会に出場するのは5年連続7度目。2021年と2022年、そして昨年も優勝を飾っており同大会で強さをみせている。

チチパスは今大会で2連覇を目指すとともに、11度の優勝を誇る元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)に次ぐ史上2人目となる同大会4度目のタイトル獲得を狙う。

今大会は上位8シードが1回戦免除のためこの日の2回戦が初戦となったチチパスは第1セット、リターンゲームでわずか4ポイントしか獲得できずブレークを奪えずにいると、サービスゲームでは第7ゲームでブレークを許し先行される。

それでも第2セット、チチパスは序盤の第2ゲームで先にブレークに成功。第9ゲームでブレークバックを許したものの、第10ゲームで再びブレークを奪い1セットオールに追いつく。

迎えたファイナルセット、チチパスはファーストサービス時に90パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークを果たし、2時間1分で逆転勝ちを収めた。

男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のチチパスのコメントを掲載している。

「何を予測したらいいのか本当にわからなかった。相手がどれほどの力を持っているかはわからない。彼(トンプソン)は第1セットでいいプレーを見せたが、かなり抑えたプレーで、僕にあまりチャンスを与えてくれなかった。僕はただ、自分のプレーの中で安定感を取り戻す何かを見つけようとしていた」

「僕は自分のサーブをうまくコントロールしようとした。試合序盤はこれが難しかった。より安定してきたと感じたら、リターンに集中しようと努めた。(ベースラインよりも)遠くからリターンしようとしてもあまりうまくいかないようだった。クレーコートでは遠くからリターンすることに成功したことがあるが、今日はうまくいかなかったから、より近いリターンに頼らざるを得なかった。でもこれがうまくいったみたいだ」

勝利したチチパスは3回戦で、世界ランク43位のN・ボルジェス(ポルトガル)と同51位のP・マルティネス(スペイン)の勝者と対戦する。


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(2025年4月9日9時08分)
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