今年11月9日に開幕する男子テニスの最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)への出場権をかけた「RACE TO TURIN」が7日に更新され、今シーズン1大会のみの出場となっている世界ランク1位のJ・シナー(イタリア)が変わらず1位をキープした。
>>【解説】シナー 薬物問題について<<
>>ズベレフ、ジョコビッチら モンテカルロ・マスターズ組合せ<<
同大会は今季の獲得ポイント上位8選手のみが出場できるシーズン最後の大会。
世界ランク1位のシナーは今年、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)のみの出場で、同大会ではN・ジャリー(チリ)、M・ギロン(アメリカ)、H・ルーネ(デンマーク)、A・デ ミノー(オーストラリア)、B・シェルトン(アメリカ)、A・ズベレフ(ドイツ)らを破り優勝。このタイトル獲得により2,000ポイントを手にした。
その後、昨年3月以降問題となっていた、禁止薬物クロステボルの検出について世界アンチ・ドーピング機構(WADA)と協議した結果、2025年2月9日から2025年5月4日までの3ヵ月間にわたり出場停止処分が下されることが決定。現在もその期間のため、シナーは大会に出場することができておらず、BNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)やマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、ロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)などを欠場している。
そのような状態のなか、世界ランク2位のズベレフは今季7大会に出場しているが、今シーズンはタイトルを獲得することができておらず、足踏みが続いている。
ズベレフやBNPパリバ・オープンで優勝を飾ったJ・ドレイパー(イギリス)など「RACE TO TURIN」ランクトップ10にるメンバーはロレックス・モンテカルロ・マスターズの結果次第でシナーを抜くことができる。シナー復帰まで残り1ヵ月を切った段階でどのようなランキングになるか、注目だ。
2025年4月7日時点の「RACE TO TURIN」トップ10は以下の通り。
■1位…J・シナー
2,000ポイント
■2位…A・ズベレフ
1,675ポイント
■3位…J・ドレイパー
1,550ポイント
■4位…N・ジョコビッチ(セルビア)
1,520ポイント
■5位…C・アルカラス(スペイン)
1,420ポイント
■6位…J・メンシク(チェコ)
1,330ポイント
■7位…F・オジェ アリアシム(カナダ)
1,205ポイント
■8位…B・シェルトン
1.120ポイント
---------出場圏-----------
■9位…A・デ ミノー
1,095ポイント
■10位…T・ポール(アメリカ)
1,000ポイント
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