19歳 フィリピン史上初の快挙

女子テニスの３月３１日付WTA世界ランキングが更新され、前週のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）でベスト４に進出した１９歳のＡ・イーラ（フィリピン）が順位を６５上げ７５位とし、フィリピン人選手史上初となる世界ランキングトップ１００入りを果たした。

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世界ランク１４０位としてマイアミ・オープンにワイルドカード（主催者推薦）で出場したイーラは、１回戦でＫ・ヴォリネッツ（アメリカ）、２回戦で第２５シードのＪ・オスタペンコ（ラトビア）、３回戦で第５シードのＭ・キーズ（アメリカ）をいずれもストレートで破り１６強入り。４回戦では第１０シードのＰ・バドサ（スペイン）と対戦する予定だったが、バドサが試合前に棄権し８強入りした。

そして準々決勝では第２シードのＩ・シフィオンテク（ポーランド）を撃破。準決勝では第４シードのＪ・ペグラ（アメリカ）に敗れたものの、ツアー初のベスト４進出を果たした。

イーラは２０２２年の全米オープン（アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム）ジュニアの女子シングルスを制覇したことで注目されていたが、その後はツアーレベルの試合で苦戦。今大会までツアー大会で２回戦を突破したことは１度もなかった。

そのイーラが今大会ではオスタペンコ、キーズ、シフィオンテクといった四大大会優勝経験者も含め、強豪選手を次々と倒し大躍進を遂げた。

この結果、イーラは今回の世界ランキング更新で６５人をごぼう抜きし世界ランク７５位に浮上。フィリピン人選手として史上初のトップ１００入りという快挙を成し遂げた。

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