女子テニスのベルリン テニス オープン(ドイツ/ベルリン、芝、WTA500)は21日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク164位のM・ボンドロウソバ(チェコ)が第1シードのA・サバレンカを6-2, 6-4のストレートで下し、初の決勝進出を果たした。
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25歳のボンドロウソバは2023年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)女王で、世界ランキングではキャリアハイ6位を記録。しかし、以前から負傷に悩まされる選手生活を送っており、2度の手首の手術を経験。さらに、昨年8月には左肩の手術を実施。1度は復帰したものの、今年2月に再びツアー離脱を余儀なくされた。
その後、5月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でツアーに復帰し、3回戦進出を果たした。
そのボンドロウソバが同大会に出場するのは3年連続4度目。最高成績は2023年の8強となっていた。
芝シーズン初戦となった今大会は、1回戦で第7シードのM・キーズ(アメリカ)、2回戦で世界ランク12位のD・シュナイデル、準々決勝でラッキールーザーで本選入りした同61位のO・ジャバー(チュニジア)を破り準決勝に駒を進めた。
一方、27歳で世界ランク1位のサバレンカは、準決勝で同11位のE・ルバキナ(カザフスタン)をフルセットの激闘の末に下しての勝ち上がり。
準決勝の第1セット、ボンドロウソバは第3ゲームでブレークに成功。さらに第7ゲームで2度目のブレークを奪い先行する。
第2セット、ボンドロウソバは第2ゲームでブレークを許したが、続くゲームですぐにブレークバックに成功。その後セット終盤の第9ゲームでブレークを奪い、1時間21分のストレート勝ちで決勝進出を果たした。
女子テニス協会のWTAは公式サイトにボンドロウソバのコメントを掲載している。
「長い間プレーできなかった。健康で戻ってこられて本当に嬉しい。こうして試合に出場できることに感謝している。このサーフェスを見て『よし、とにかく1回戦を勝ち抜こう』と思った。でも、今はこうなっている」
勝利したボンドロウソバは、決勝で世界ランク49位のワン・シンユ(中国)と対戦する。ワンは準決勝で同20位のL・サムソノヴァを下しての勝ち上がり。
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