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快進撃終幕も「人生が大きく変わる」

フェリー
フェリー
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス準決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク114位のA・フェリー(イギリス)は第2シードのA・ズベレフ(ドイツ)に6-7 (0-7), 2-6, 4-6のストレートで敗れ、決勝進出とはならなかった。試合後、フェリーは快進撃となった今大会を総括し、「間違いなくキャリアと人生が大きく変わると思う」と今後への展望を語った。

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23歳のフェリーが同大会に出場するのは4年連続4度目。昨年の2回戦進出が最高成績となっていたが、今大会は1回戦で世界ランク105位のD・ジュムホール(ボスニア)、2回戦で予選勝者で同140位のO・ヴィルタネン(フィンランド)、3回戦で同37位のZ・ベルグス(ベルギー)、4回戦でワイルドカードで同146位のG・ディミトロフ(ブルガリア)、準々決勝で第9シードのF・コボッリ(イタリア)を破る快進撃で四大大会初のベスト4進出を果たした。

29歳で世界ランク3位のズベレフとの準決勝。フェリーは第1セット、互いに1度ずつブレークを奪い合いタイブレークにもつれ込む接戦を演じた。しかし、タイブレークでは7ポイントを連取されてセットを落とすと、その後はリターンゲームでチャンスを作れず、第2セットで2度、第3セットで1度ブレークを許し、2時間14分で力尽きた。

試合後の会見でフェリーは「もちろん負けは痛い。でも、この2週間を振り返れば素晴らしい大会だった」とコメント。「今日は相手のレベルが高く、ここ数日ほど自分らしくプレーできなかった。タイブレークも良くなかったし、相手は常にプレッシャーをかけてきた。フットワークも精神面もいつもほど鋭くなく、小さな差が積み重なってしまった」と敗戦を振り返った。

一方、ワイルドカードから四大大会初のベスト4進出を果たしたことで、「間違いなくキャリアと人生が大きく変わると思う」と語り、「少なくとも1年間はツアー大会に継続して出場できるようになるし、それ以上続けられればと思っている」とコメント。「1番大事なのは、その変化にどう向き合うかだ。自分自身だけでなく、周囲やファンからの期待も大きくなる。それにどう対応するかが新たな挑戦になる。でも、そのことはもう理解しているし、それが最初の一歩だと思う」と今後を見据えた。

さらに、急激な環境の変化への対応については、同じようなブレークを経験した選手たちから学びたい考えも明かし、「まずは自分の周りに良い人たちがいることが大切」と説明。2021年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)を予選から制した女子テニスのE・ラドゥカヌ(イギリス)や、昨年のロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)で史上最も低い世界ランキングのATPマスターズ1000優勝者となったV・バチェロット(モナコ)の名前を挙げ、「彼らがどうやってその変化に対応したのかを参考にしたい。同じようにやっていければと思う」と語った。

また、大会を通じて大声援を送った地元ファンには「ありがとう、その一言に尽きる。皆さんがくれるエネルギーを、今度は自分のプレーで返していきたい」と感謝を口にし、さらなる飛躍を誓った。

一方、勝利したズべレフは決勝で第1シードのJ・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準決勝で第7シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を下しての勝ち上がり。


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