男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス決勝が行われ、第2シードの
J・シナー(イタリア)が第9シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで下し初優勝を飾るとともに、ツアー大会で2週連続23度目のタイトルを獲得した。また、大会後に世界ランク1位に返り咲くことも決めた。
>>【動画】シナー 初Vで世界1位奪還!優勝を決めた瞬間!<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<24歳で世界ランク2位のシナーが同大会に出場するのは2年ぶり4度目。最高成績は2023年のベスト16となっていた。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク41位の
Z・ベルグス(ベルギー)、3回戦で同21位の
F・セルンドロ(アルゼンチン)、準々決勝で第5シードの
B・シェルトン(アメリカ)、準決勝で第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下し決勝に駒を進めた。
25歳で世界ランク10位のオジェ アリアシムとの顔合わせとなった決勝戦、シナーはファーストサービス時に91パーセントの確率でポイントを獲得し相手に1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは立ち上がりで1度のブレークに成功。最後はタイブレークを制し、1時間52分で今大会1セットも落とさずに優勝を決めた。
シナーがツアー大会でタイトルを獲得するのは、同大会の前週に行われたエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)に続き2週連続23度目となった。
また、この結果シナーは大会後に更新される世界ランキングで約2ヵ月ぶりに
C・アルカラス(スペイン)から世界ランク1位の座を奪還することとなった。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のシナーのコメントを掲載している。
「正直言って本当に大きな勝利だ。とても緊迫した決勝戦で、2人とも何が懸かっているか分かっていた。本当に嬉しい。ここ数ヵ月は素晴らしい日々だった。僕たちは常に努力を重ねてきたし、この結果は僕を信じられないくらい幸せにしてくれる」
一方、準優勝となったオジェ アリアシムはATPマスターズ1000初制覇とはならなかった。
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