テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間14日(現地13日)、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が第2シードの
C・アルカラス(スペイン)を4-6, 6-4, 6-4, 6-4の逆転で下し初優勝を飾るとともに、四大大会で4度目のタイトルを獲得した。表彰式でシナーは「夢のような感じだ」と語った。
>>PR 6/30(月)~7/13(日)「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>【動画】シナー 逆転勝ちでウィンブルドン初制覇!優勝の瞬間!<<>>シナー、アルカラスら ウィンブルドン組合せ<<23歳で世界ランク1位のシナーが同大会に出場するのは5年連続5度目。最高成績は2023年のベスト4となっていた。
今大会は1回戦で世界ランク95位の
L・ナルディ(イタリア)、2回戦で同93位の
A・ブキッチ(オーストラリア)、3回戦で同52位の
P・マルティネス(スペイン)を下し16強入り。4回戦は第19シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)の途中棄権によりベスト8に進出すると、準々決勝では第10シードの
B・シェルトン(アメリカ)、準決勝では第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)を下し決勝に駒を進めた。
大会2連覇中で世界ランク2位のアルカラスとの頂上決戦となった決勝の第1セット、シナーは両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第10ゲームで2度目のブレークを許し先行される。
それでも第2セット、第1ゲームでブレークを奪い1セットオールに追いついたシナーは、続く第3セットでも1度のブレークを果たし優勝に王手をかける。
そして第4セット、シナーは第3ゲームでリターンエースを決めブレークに成功すると、このリードを最後まで守り切り同大会初優勝を決めた。
先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)決勝では、5時間29分に及ぶフルセットの死闘の末にアルカラスに敗れたシナーだったが、今大会で雪辱を果たす形となった。
シナーはこれが四大大会では今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)以来、約6ヵ月ぶり4度目のタイトル獲得となった。
表彰式でシナーはライバルのアルカラスに言葉をかけた。
「まずはカルロス(アルカラス)、素晴らしいトーナメントだった。君という選手に感謝している。対戦するのはとても難しいけど、僕たちはコート内外で素晴らしい関係を築いていて、高め合っている。君のチームも最高だ。だから、前進し続けてほしい。君はこれから何度もこのトロフィーを獲得するだろう。もう2つ持っているけどね(笑)」
続けて優勝したことについて語った。
「パリ(全仏オープン)でとても厳しい敗戦を喫したので、エモーショナルな部分が大きい。結局のところ、勝ち負けはどうであれ何が間違っていたのかを理解し、それを改善しようと努力することが大切。僕たちは敗北を受け入れようとしてきた。そして、とにかく努力を続けた」
「僕がこのトロフィーを掲げている理由の1つは、健康で、素晴らしい人たちに囲まれているから。これが最も重要な部分だ。このトロフィーを獲得することは僕にとって大きな意味を持つ」
さらに、歴代優勝者に名を連ねたことについては「このような立場にいれることは素晴らしいこと。若い頃、ここは故郷からとても遠く、単なる夢でしかなかったから、今はただ夢のような感じだ。素晴らしいよ」と口にした。
一方、準優勝となったアルカラスは同大会3連覇とはならなかった。
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