テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間12日(現地11日)、男子シングルス準決勝が行われ、第6シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第1シードの
J・シナー(イタリア)に3-6, 3-6, 4-6のストレートで敗れ準決勝敗退となり、同大会で8年ぶりに決勝進出を逃した。試合後の会見でジョコビッチは「もちろん悔しい」と心境を明かしつつ、「ウィンブルドンのキャリアを今日で終わらせる気はない」と力強く語った。
>>PR 6/30(月)開幕「ウィンブルドンテニス」WOWOWで連日生中継!<<>>シナー、アルカラスら ウィンブルドン組合わせ<<38歳で世界ランク6位のジョコビッチが同大会に出場するのは5年連続20度目。過去7度の優勝を誇っているジョコビッチは今大会でも順当な勝ち上がりを見せ、オープン化以降では歴代最多記録となる14度目のベスト4進出を果たした。
しかし、23歳で世界ランク1位のシナーとの顔合わせとなった準決勝では苦しい展開を強いられ、5度のブレークを許して1時間55分で敗退となった。
試合後の会見でジョコビッチは、「もちろん悔しい」と敗戦を受け止めつつも、「ウィンブルドンのキャリアを今日で終わらせるつもりはない」と語り、来年以降の出場に意欲を見せた。
「今日がセンターコートでの最後の試合だとは思っていない。ウィンブルドンでのキャリアを今日で終わらせるつもりはないから。少なくとももう1度、ここに戻ってきて、センターコートでプレーするつもりだ」
また、この日は体の不調を感じながらのプレーだったことも明かし、「正直、あまり気持ちの良い感覚ではなかった。動きたい気持ちはあるのに、体が言うことを聞いてくれない」と吐露。「シナーやアルカラスといった若くてフィジカルも万全な選手たちと戦うには、タンクが半分しかない状態では勝てない」と、38歳という年齢に言及する場面もあった。
一方で、「正直、自分ほど体のケアをしている選手はいないと思う」と話し、「これまでのキャリアで多くのものを神からもらった。だから、ケガについて文句を言い始めたら、それは神や自分の体、そしてこれまでのキャリアに対して失礼だと思う。だから今は、残されたものの中で最大限のことをしようとしているんだ」とベテランらしい姿勢もにじませた。
今後については「すべてを見直して、家族やチームと相談しながら、どうスケジュールを組み、どこでピークを合わせるか考えたい」と前向きにコメントした。
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