テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、女子シングルス1回戦が行われ、第10シードの
P・バドサ(スペイン)が世界ランク49位の
大坂なおみを6-7 (1-7), 6-1, 6-4の激闘の末に逆転で下し、2年連続5度目の初戦突破を果たした。試合後の記者会見に登場したバドサは「1回戦でこのような試合になるのは少しフェアではないと思う」と語った。
>>【動画】世界10位バドサ、大坂 なおみ撃破の瞬間<<>>シナー、アルカラスら 全仏OP組合せ<<>>内島 萌夏、日比野 菜緒ら 全仏OP組合せ<<27歳で世界ランク10位のバドサは今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)を最後に背中の負傷によって試合に出場できない状態が続いていたが、前週のストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTA500)で復帰。初戦の2回戦で
M・ブズコバ(チェコ)と対戦したが、相手の途中棄権で8強入りすると、準々決勝では第8シードの
L・サムソノヴァにフルセットで屈し敗退した。
そのバドサは全仏オープン2年連続5度目の出場で、最高成績は2021年のベスト8となっている。
27歳の大坂と初の顔合わせとなった1回戦の第1セット、バドサは第11ゲームでブレークに成功し、直後のサービング・フォー・ザ・セットでは1度セットポイントを迎えるもこれを活かせずにブレークバックを許す。突入したタイブレークでバドサは大坂の攻撃的なプレーに押され、1ポイントしか奪えず先される。
それでも第2セットでバドサは高い軌道のストロークを混ぜるなど、緩急をつけたプレーで大坂から15本のアンフォーストエラーを引き出し2度のブレークに成功。一気に5ゲームを連取してこのセットを取り返す。
迎えたファイナルセット、バドサは第1ゲームでいきなりブレークを許すもすぐにブレークを返し、第7ゲームで再びブレークを奪うと、最後まで強気の姿勢を崩さず1ブレークの差を守り切り、2時間21分の激闘を制し勝利を収めた。
試合後の記者会見に登場したバドサは「とてもハイレベルな試合だった」と振り返り、「1回戦でこのような試合になるのは少しフェアではないと思う」と語った。
「とてもハイレベルな試合だったと思う。自分のパフォーマンス、最後まで戦い抜いた姿勢にとても満足している。本当にタフな試合だった。彼女(大坂)は私を限界まで追い込んできた」
「ポイントを取りに行く攻撃性を持ちつつ、同時に安定性も保つことが目標だった。今日は特に安定性が非常に重要だと分かっていた。彼女も本当に素晴らしいプレーをしてたし、私たち2人ともとても良いレベルで戦っていたと思う。どちらが勝ってもおかしくなかった。第1セットはハイレベルで、彼女が取った。第3セットも本当にハイレベルで、私が取ったわ。正直に言って、1回戦でこのような試合になるのは少しフェアではないと思う。今回は彼女が敗れたけど、彼女はとても良いテニスをしているから、きっとすぐに彼女が目指す場所に戻ってくるはず」
なお、バドサは2回戦で世界ランク44位の
M・ケスラー(アメリカ)と同80位の
E・ルセ(ルーマニア)の勝者と対戦する。
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