テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は26日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク49位の
大坂なおみは第10シードの
P・バドサ(スペイン)に7-6 (7-1), 1-6, 4-6の逆転で敗れ、初戦敗退となった。また、第1セット終了後には大坂がメディカルタイムアウトをとりネイルの処理を行う珍しい場面があった。
>>【動画】世界10位バドサ、大坂なおみ撃破の瞬間<<>>大坂 なおみvsバドサ 1ポイント速報・結果<<>>内島 萌夏、日比野 菜緒ら 全仏OP組合せ<<27歳の大坂は今月のサン・マロ・オープン35(フランス/サン・マロ、レッドクレー、WTA125)で優勝を飾ると、その後のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)では3試合に勝利し16強入り。クレーコートシーズンで調子を上げてきていた。
その大坂が全仏オープンに出場するのは2年連続8度目。最高成績は2016年、2018年、2019年の3回戦進出となっている。
一方、27歳で世界ランク10位のバドサは今季、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)を最後に背中の負傷によって試合に出場できない状態が続いていたが、前週のストラスブール国際(フランス/ストラスブール、レッドクレー、WTA500)で復帰。初戦の2回戦で
M・ブズコバ(チェコ)と対戦したが、相手の途中棄権で8強入りすると、準々決勝では第8シードの
L・サムソノヴァにフルセットで屈し敗退した。
そのバドサは全仏オープン2年連続5度目の出場で、最高成績は2021年のベスト8となっている。
両者はこれが初の顔合わせ。
桜をモチーフにしたウエアで今大会に臨んでいる大坂は1回戦の第1セット、第5ゲームで2度のブレークポイントを握られるも、バックハンドのダウンザラインや強烈なサービスを決めこれを凌ぎキープに成功。第11ゲームでは2本のダブルフォルトを犯し痛恨のブレークを許した大坂だったが、攻めの姿勢を崩さず、直後のリターンゲームでは1度あったセットポイントをセーブし土壇場でブレークバックに成功。タイブレークで大坂はさらに攻撃力を上げ、1-1から一気に6ポイントを連取してこのセットをものにする。第1セット終了後には大坂がメディカルタイムアウトをとりネイルの処理を行う珍しい場面があった。
再開後の第2セット、第1ゲームでブレークポイントを握るもこれを活かせなかった大坂は、直後のサービスゲームではミスが目立ち、ネットに出るもドライブボレーがアウトとなってブレークを許す。さらに、第4ゲームで再びブレークを許した大坂は0-5とリードを広げられ、第6ゲームではセットポイントを凌ぎなんとかキープに成功するも、2ブレークの差を埋められずにこのセットを取り返される。
迎えたファイナルセット、大坂は第2ゲームでリターンから積極的に攻めていき、バドサのダブルフォルトによりブレークを奪うも、すぐにブレークバックを許す。第6ゲームでは再びブレークのチャンスを掴んだ大坂だったが、ここでもう1段階ギアを上げたバドサに阻まれ、直後のサービスゲームを落としこのセット2度目のブレークを許す。なんとか流れを取り戻したい大坂だったが、1ブレークの差を埋められずに力尽きた。
勝利したバドサは2回戦で世界ランク44位の
M・ケスラー(アメリカ)と同80位の
E・ルセ(ルーマニア)の勝者と対戦する。
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