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BIG4は「4人だったから」ナダル語る

マレー、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ
(左から)マレー、フェデラー、ナダル、ジョコビッチ
画像提供: ゲッティイメージズ
テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は日本時間26日(現地25日)、元世界ランク1位で昨年現役を引退したR・ナダル(スペイン)の功績を讃える式典をセンターコートのフィリップシャトリエで開催した。式典終了後ナダルは会見に登場しキャリアを振り返った。

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38歳のナダルは2005年に同大会で初優勝を飾った後、マッチ112勝4敗を記録し、歴代最多となる14度の優勝を達成。クレーコートでの圧倒的な強さから「赤土の王者」と称され、世界中のテニスファンから愛されながら昨年惜しまれつつ引退した。

この日の式典にはナダルとともに「BIG4」と呼ばれテニス界を牽引してきた、元世界ランク1位のR・フェデラー(スイス)A・マレー(イギリス)、そして現役選手として今も活躍しているN・ジョコビッチ(セルビア)も祝福に訪れた。

その後の会見でナダルは式典を振り返り「本当に感動した。完璧なものだったと思う。これ以上、感動的な日は想像もできない」と語った。

また、現役時代に長年ライバルとしてしのぎを削ってきた「BIG4」の存在についても言及した。

「(今日)僕の最大のライバル3人がコートに一緒にいてくれたことは、本当に大きな意味があった。これは世界に素晴らしいメッセージになったと思う。おそらくこのスポーツの歴史上、最高のライバル、最も厳しいライバル同士が、良き仲間として、お互いを尊重し合えるということだ」

「相手を憎む必要はなく、全力で打ち負かそうとする。そして、これこそが僕たちが人々、そして新しい世代に示したメッセージであり、僕たちの遺産と言えるだろう。結果は結果に過ぎない。それ以外のものが残るんだ」

「彼らは僕のテニスキャリアにおいて非常に重要な部分を占めている。僕たちは互いに限界まで追い詰め合ってきた。いつも言っているが、僕たちは4人とも最高のライバルだった。2人だけだと、どちらかが負け始めたり怪我をしたりして、モチベーションが少し下がってしまうこともある」

「でも、4人だったから、そうはならなかった。なぜなら、常に4人のうちの誰かが優勝していたから。つまり、集中力や、ゲームを向上させ続けるという決意において、リラックスしたり、休んだりすることができなかった」

「僕たちには、より良くなるための道を示してくれる人がいた。僕たちは夢を実現したんだ。そして、おそらくそうしたライバル関係のおかげで、テニスの歴史における記録を次のレベルに引き上げられたのだろう。そして、それは次の世代が自分たちを向上させようとする助けとなる。僕はそれが実現すると確信している」

また引退後の心境の変化についても語った。

「テニスをあまり恋しいとは思わない。持てる力を出し切ったと感じているからね。今日という日を、コートに立てなくても平穏な気持ちで迎えている」

「高いレベルで競争する必要がなくなった。引退して数ヵ月間は、競争心が全くなくなった。ゴルフでも何でも、負けようが勝とうが、良いプレーをしようが下手だろうが、気にしなくなった。僕にとっては奇妙な感覚で、面白くはなかった(笑)」

さらに、ナダルはキャリアでこれだけの成績を残すことができた要因についても分析した。

「20年前、僕は次の練習のことばかり考えていた。次の大会のことばかり考えていた。史上最高の選手の一人になることや、グランドスラムで優勝することなど、そんなことは考えていなかった。ただ、毎日成長し続けることだけを考えていた」

「キャリアを通してずっとそう感じていた。おそらく、一歩一歩、着実に歩んできたからこそ、今の成功を収めることができたのだろう。常に疑念を抱いていて、自分が優れていると思ったことはなかった」

「今でも、もちろん数字は素晴らしいと思っているが、自分を特別な人間だと思ったことはない。本当の意味でね。謙虚になりたいわけではないけど、本当にそうなんだ。もちろん結果は出たが、コートに立つたびに負けるかもしれないという予感がしていた。そして、長年その予感はなくならなかった。その予感が僕を支えたことは確かで、長いキャリア全体を通して、間違いなく非常に重要だった」

この会見でナダルは全仏オープンで自身と同じく14回の優勝を果たす選手が現れると思うか問われると「それはあり得るが、まだ少し時間がかかるだろう。少なくともあと30年はかかるかな(笑)」と冗談めいて語った。この先、ナダルのような記録を残す選手が現れるかは誰にもわからないが、限りなく難しいことは間違いないだろう。

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