女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は日本時間27日(現地26日)、シングルス準々決勝が行われ、19歳で世界ランク140位の
A・イーラ(フィリピン)が第2シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)を6-2, 7-5のストレートで破り、ツアー初のベスト4進出を果たした。試合後にイーラがジュニア時代を過ごしたラファ・ナダルアカデミーを運営する男子テニスで元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)がSNSを更新し喜びをつづった。
>>【動画】19歳イーラがシフィオンテク撃破!勝利の瞬間<<>>ジョコビッチvsコルダ 1ポイント速報<<>>サバレンカ、イーラらマイアミOP組み合わせ<<左利きのイーラは今大会、1回戦で世界ランク73位の
K・ヴォリネッツ(アメリカ)、2回戦で第25シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)、3回戦で第5シードの
M・キーズ(アメリカ)をいずれもストレートで下して16強入り。4回戦では第10シードの
P・バドサ(スペイン)と顔を合わせる予定だったが、バドサが試合前に棄権を発表。不戦勝で8強入りとなった。
迎えた準々決勝、ともにミスを重ね多くのブレークがうまれるなか、イーラはシフィオンテクに5度のブレークを許すもリターンゲームでは計8度のブレークに成功し、1時間39分で歴史的な勝利をあげた。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはイーラの「今、私は完全に信じられない気持ちでいっぱいで、この上なく幸せです。このような舞台で、このような選手と競い合うことができて、とても幸せだし、とても恵まれている。コーチからは、走れ、すべてのボールを狙え、できる限りのチャンスをつかめ、と言われていたの」というコメントが掲載された。
フィリピン女子選手でツアー初の4強入りという歴史的快挙を成し遂げたイーラ。今大会終了後の世界ランク更新では同国選手として初の世界ランクトップ100入りが確実となった。
また、13歳のときにラファ・ナダルアカデミーに移り研鑽を積んだイーラはナダルと同じバボラのラケットを使い、左利きという共通点も。ナダルはシフィオンテク戦勝利後にSNSを更新し「僕らはあなたを誇りに思っている。素晴らしい大会だ!夢を見続けよう」とつづっている。
躍進が続く19歳は準決勝で、第4シードの
J・ペグラ(アメリカ)と世界ランク60位の
E・ラドゥカヌ(イギリス)のどちらかと対戦する。
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