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小田凱人 上地結衣 全豪OPへ

左から小田凱人と上地結衣
左から小田凱人と上地結衣
画像提供: Wowow
車いすテニスで男子世界ランク1位の小田凱人と女子同2位の上地結衣が21日に開幕する全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に出場する。小田と上地は開幕前に、同大会を全日程生中継するWOWOWのインタビューに答えた。

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18歳の小田は昨年、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でタイトルを獲得したほか、9月に行われたパリパラリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)では、シングルス史上最年少で金メダルに輝き、ダブルスでも銀メダルを獲得。さらに木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス2024(日本/東京、ハード)では大会2連覇を達成した。

30歳の上地は全豪オープンの女子シングルスで2度の優勝を果たしているいるほか、昨年は9月に行われたパリパラリンピックで単複金メダル獲得の快挙を成し遂げた。

【小田凱人インタビュー】

Q.小田選手は車いすテニスを世界中に広めたい・変えたいという思いを持っていて、間違いなく日本の中でも変化があったと思いますがいかがですか? 

まだまだかなとは思います。変わってきてはいるけど、もっと変えていけると思います。だいぶ(変化してきた)実感はありますけど、最初の波がきた感じですね。パラリンピックでビッグウェーブがきて、今年どこかのタイミングですごい波を起こしたいですね。波は誰かに任せるのではなく自分で作る感覚で、男子はすごく(勢い)がありますけど、その中でも自分が先陣を切って 新しいことにチャレンジして勝つというのが今のモチベーションです。

Q.若い頃に「自分は人と感覚が違うんだ」とおっしゃっていて、どんどんネットにつく新しいテニスを披露してくれましたが、周りも変化してきました。どのようにお考えですか?

年末の最後の試合や、先週の前哨戦(メルボルン車いすオープン)でもそこ(変化)は感じています。皆が前にくるので、男子は特に変わってきたなと思います。「リターンで前に入ってきて打つ」というのが主流っぽくなってきていますけど、クオリティの部分で言ったらまだ僕の方が速いのかなと思います。ここからリターンで取られるようになるので、サーブのスピードとスピン量が上がるのかなと思っています。1個変わることで、サーブも変わるし、前に出てくるということはパス打つ選手も増えるし、良い歯車が回る気がしているので、競い合いたいなと思います。

Q.車いすテニスのサービスをどこまで進化させていきたいですか?

スピードは200㎞いきたいですね。いけると思うんですよね。今の段階で170㎞ちょっとで、ピークではないので、ピークがきたときにはそのぐらいはいける気はしています。
200㎞に向けて頑張るというよりも、進化の過程で200㎞が出たらいいです。爪痕を残したいです。

Q.以前はサッカーのPKをイメージしてサービスを打っていたとおっしゃっていましたが、サービスに変化はありましたか?

最近はサービスの球種を隠すことを覚えました。隠すというか、今までは最初の方で手札を出していた感じがあったので、大事なときまで取っておくというのが身についてきました。試合の中でこのサーブは2セット目に入ってから使おうという感じです。1ポイント取っていくというよりもゲームを通して戦うというのをちょっとずつ学んでいます。

Q.次の目指すところはどこですか?

今年からは「表現する人」になりたい。自分のありのままの姿を伝えていきたいし、知ってもらいたい。全米はまだ勝ったことがないので、今年は制覇したいという気持ちはありますけど、大きなもの(目標)はない。(目標が)ないのも良いのかなと思っていて、今自分がやりたいことをやっていって、2年後・3年後どうなっていくかを楽しみたいです。今年は、サーブのスピードや自身の知名度についても、限界を決めずに行けるところまで行って、それがどこまで行けるかのチャレンジだと思います。コートだけでは出しきれない「小田凱人」という人間を表現したいです。

Q.楽しんでプレーされていますか?

毎日楽しいです。自分の中ではパラリンピックで区切っていたので、一旦ひと段落しました。パラリンピック前の方がプレッシャーがあったのですが、これからは新しいことに向かっていける気持ちがしています。

【上地結衣インタビュー】

Q.昨年は上地選手にとって大きな1年だったと思いますが生活に変化はありましたか?

帰国してからも沢山の方と一緒に喜びを共有させていただける時間もあり、色々なところに呼んでいただいて色々な経験をして、すごく充実した時間を過ごすことができました。

Q.新シーズンが始まり、モチベーションはどんなものですか?

パラリンピックでの決勝を終えた後にメディアブースでインタビューをしていただいたとき、いつものルーティン通り試合を振り返る時間がありました。そこで「あの時こうしておけばよかったな」、「こういうポイントの取り方しておけば、その後もっと優位に進めたのではないかな」など色々なアイデアが出てきて、それらをひとつひとつ突き詰めていきたいなと思います。もちろん結果もそうですし、2025シーズンのスタートを切るグランドスラムなので、今大会もしっかり頑張りたいとは思うんですけど、自分のパフォーマンスを向上させていくという点にも注目して頑張っていきたいです。

Q.あらゆる進化を遂げてきた上地選手のテニスですが、さらに上を目指すために変えていくところはどんなところですか?

女子もパワーテニスになってきていますし、サーブからしっかりとポイントを先行していくプレースタイルの選手も出てきています。先週の前哨戦(メルボルン車いすオープン)では決勝戦で中国の選手(リ・シャオフイ)に負けてしまったのですが、彼女もやはりパリパラリンピック後から車いすを変更してよりパワフルなサーブを打ってきているなと感じます。自分自身も車いすに手を加えているところもあります。昨年のパリパラリンピックの時点ではクレーコートでの一番良いセッティングが出せたと思うのですが、全豪などハードコートでのシーズンを振り返ったときに、「これで絶対に勝てる」というセッティングが出せていたかというと、そうではなかったなと感じます。色々と試行錯誤しつつ、自分のショットの精度も上げつつ、多方面で調整していきたいなと思います。

Q.パリパラリンピックで上地選手は単複で金メダルを獲得し、小田選手も金メダルを獲得したこともあり、車いすテニスの認知度は高まったという感覚はありますか?

時差があったのにもかかわらず、本当に多くの方がパラリンピックをみてくださり、帰国後も声をかけていただけることがすごく増えました。せっかく応援してくださっている方がどんどん増えているので、1回、2回見ていただくだけでなく「これからも見たいな」と思っていただけるようなパフォーマンスをやっていきたいと思います。

Q.今回はライバルが不在の大会となりますが、意気込みをお願いします。

残念ですが、ディーダ選手(D・デフロート(オランダ))はパリパラリンピックの終わった約1か月後に手術をして、今は回復期間に充てていると思います。彼女がいなくても強い選手はいっぱいいますし、今回はじめてグランドスラムで(車いすテニスの)予選が始まって、この舞台で戦うために頑張っている選手もいます。彼女たちは向かってくる立場なので、自分もそれにしっかりと応えたいと思いますし、自分のパフォーマンスも向上したいです。

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