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錦織「タフになることは分かっていた」

錦織圭
錦織圭(画像はジャパンOP)
画像提供: ゲッティイメージズ
男子テニスのスロバキア・オープン 2024(スロバキア/ブラチスラバ、室内ハード、ATPチャレンジャー)は日本時間2日(現地1日)、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク140位の錦織圭が同196位のC・レスティエンヌ(フランス)を6-3, 5-7, 6-2のフルセットの激闘の末に下し、公式戦で約1年5ヵ月ぶりにベスト4進出を果たした。試合後に錦織は「タフな試合になることはわかっていた」と明かした。

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34歳で元世界ランク4位の錦織は今大会、1回戦で第3シードのM・フチョビッチ(ハンガリー)、2回戦で世界ランク146位のL・クライン(スロバキア)をいずれもフルセットで下し準々決勝に駒を進めた。

32歳のレスティエンヌとの顔合わせとなった準々決勝の第1セット、両者2度ずつブレークを奪い合い迎えた第8ゲームで錦織はブレークポイントを握ると、最後はバックハンドのウィナーを決め3度目のブレークに成功。錦織はサービング・フォー・ザ・セットとなった第9ゲームをキープし先行する。

続く第2セット、錦織は第8ゲームで先にブレークを許すも、直後の第9ゲームでブレークバックに成功。しかし、第11ゲーム終了後に左脚の治療を受けた錦織は直後の第12ゲームで2度目のブレークを奪われ、1セットオールに追いつかれる。

ファイナルセットでは、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第5ゲームで2度目のブレークに成功。錦織はさらに第7ゲームでもブレークを奪い、2時間27分に及んだ激闘を制した。

錦織が公式戦で4強入りしたのは昨年6月カリビアン・オープン(プエルトリコ/パルマス・デル・マル、ハード、ATPチャレンジャー)以来、約1年5ヵ月ぶり。

大会公式サイトには錦織のコメントが掲載されている。

「短い治療で、コート上での動きが良くなりました。タフな試合になることは分かっていましたし、土曜日のサフィウリン戦も同じだと思う。彼もベースラインからのプレーがうまく、サーブもいいテニスプレーヤーです」

「当初は予選を戦うことになっていたので、早めにスロバキアに来たのですが、最終的に本戦に直接出場することができました。宿泊施設や食事には満足しているし、街の雰囲気も気に入っています。シーズンの最後の方にこの大会に出場することを決めてよかったです」

準決勝では第1シードで世界ランク59位のR・サフィウリンと対戦する。サフィウリンは準々決勝で同313位のA・カラツェフを下しての勝ち上がり。


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