テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間7日(現地6日)、男子シングル準決勝が行われ、第12シードの
T・フリッツ(アメリカ)が第20シードの
F・ティアフォー(アメリカ)を4-6, 7-5, 4-6, 6-4, 6-1のフルセットの激闘の末に破り、四大大会初の決勝進出を果たすとともに、同種目でアメリカ勢として21年ぶりとなる四大大会制覇に王手をかけた。
>>小田 凱人vsヒューエット パラ決勝 1ポイント速報<<>>シナー、フリッツら 全米OP組合せ<<>>テニス365ライター募集<<26歳で世界ランク12位のフリッツは今大会、1回戦で同93位の
C・カラベリ(アルゼンチン)、2回戦で同44位の
M・ベレッティーニ(イタリア)、3回戦で同108位の
F・コメサナ(アルゼンチン)、4回戦で第8シードの
C・ルード(ノルウェー)、準々決勝で第4シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を下し、四大大会で初の準決勝に駒を進めた。
世界ランク20位のティアフォーとの顔合わせとなった準決勝の第1セット、フリッツは開始から3ゲーム連取に成功するも第4ゲームからティアフォーに5ゲームを連取され先行される。
第2セットは両者譲らずキープを続けるも終盤の第12ゲームでフリッツがブレークに成功。1セットオールに追いつく。
しかし第3セット、フリッツは第1ゲームでブレークを許すとその後ブレークバックを果たせず、このセットを落とし後がなくなる。
それでも第4セットでフリッツは相手にブレークを許さず、リターンゲームでは第10ゲームでブレークに成功し2セットオールとする。
迎えたファイナルセット、勢いに乗ったフリッツは序盤に4ゲームを連取。このリードを守り切り3時間18分でフルセットの激闘制した。
四大大会で初の決勝進出を果たしたフリッツは決勝で第1シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準決勝で第25シードの
J・ドレイパー(イギリス)を下しての勝ち上がり。
決勝でフリッツは2003年の全米オープンで優勝を飾った
A・ロディック(アメリカ)以来、同種目でアメリカ勢として21年ぶりの四大大会制覇を目指す。
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