テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間9月1日(現地8月31日)、男子シングルス3回戦が行われ、第14シードの
T・ポール(アメリカ)が予選勝者で世界ランク143位の
G・ディアロ(カナダ)を6-7 (5-7), 6-3, 6-1, 7-6 (7-3)の逆転で破り、2年連続2度目のベスト16進出を果たした。
>>シナー、ズベレフら 全米OP組合せ<<>>錦織 圭 AONオープン・チャレンジャー1回戦 1ポイント速報<<>>錦織 圭らAONオープン・チャレンジャー組合せ<<27歳で世界ランク14位のポールが同大会に出場するのは5年連続7度目であり昨年の16強が最高成績。今大会は1回戦で同48位の
L・ソネゴ(イタリア)を下し初戦を突破すると2回戦では同97位の
M・パーセル(オーストラリア)が途中棄権したため3回戦に駒を進めた。
迎えた3回戦の第1セット、互いに3度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。拮抗した展開となるもポールは4度のミニブレークを許し先行される。
それでも第2・第3セットでは合計29本のアンフォーストエラーを犯すなどミスが目立ったディアロに対し4度のブレークに成功。ポールがセットカウント2-1と逆転する。
勝負を決めたいポールは第4セット、先に2度のブレークを許す苦しい展開となるもブレークを返しタイブレークにもつれ込む。6-1と大きくリードしたポールは3本目のマッチポイントをものにし3時間26分で勝利した。
試合後の会見でポールは「浮き沈みが激しかった。もちろん、ブレークをしっかりしてサーブをもう少しうまく打てればよかった。でも、何というか、試合中はちょっと変な感じだった。互いにリターンはすごくうまくいったと感じたけど、ラリーに入ると少し居心地が悪くなった。普段はそんなことはない。だから、確かにすごく難しい試合だった。観戦していた多くの人にとっては変な感じだっただろう」とコメントした。
勝利したポールは4回戦で第1シードの
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは3回戦で世界ランク87位の
C・オコネル(オーストラリア)を6-1, 6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
シナー戦についてポールは次のように言及した。
「これまで素晴らしい試合がいくつかあった。クレーコートで彼と対戦し、マッチポイントを何度か取ったことを覚えている。そして、前回の試合、トロントだったと思うけど、彼は素晴らしいプレーをした。僕はあまり間違ったことはしていなかったと思う。僕は自分のプレーを彼に押し付け、彼のテニスを展開されるよりも自分のテニスをするように努めなければならない」
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