テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は日本時間31日(現地30日)、女子シングルス3回戦が行われ、昨年女王で第3シードの
C・ガウフ(アメリカ)が第27シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下し、3年連続3度目のベスト16進出を果たした。
>>ジョコビッチvsポピリン 1ポイント速報<<>>シフィオンテク、サバレンカら 全米OP組合せ<<20歳で世界ランク3位のガウフは昨年の同大会で四大大会初制覇を達成。連覇を狙う今大会では1回戦で同66位の
V・グラシェバ(フランス)、2回戦で同99位の
T・マリア(ドイツ)を下し3回戦に駒を進めた。
世界ランク28位のスイトリナとの顔合わせとなった3回戦の第1セット、ガウフは終盤の第8ゲームでブレークを許し先行される。
それでも第2セット、ガウフはサービス時に71パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは第6ゲームでブレークに成功し1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、勢いに乗ったガウフは先に2度のブレークを果たしゲームカウント5-1とスイトリナを突き放す。第8ゲームで1度はブレークを返されたものの、直後の第9ゲームでこのセット3度目のブレークを奪い2時間3分で16強入りを決めた。
試合後の会見でガウフは「トーナメント中ずっとプレッシャーはなかったと思う。あったかもしれないが正直に言うと、それほど感じていなかった。緊張はしたと思うけど、グランドスラム1回戦でいつも感じるもの同じだった。過去や昨年から、まだ長い道のりなのであまり先を見てはいけないと学んだと思う」とコメントした。
また、昨年女王としてか、新しい大会としてか、どのような心境で今大会に臨んでいるか質問を受けたガウフは次のように言及した。
「全く新しい大会よ。結局のところ、タイトルを防衛できたら最高だけど、自分にそれを課すのは不必要なプレッシャーだと感じている。むしろ、昨年1回戦で敗れたウィンブルドンに臨むときの方がプレッシャーを感じた」
「(開幕の)2週間前くらいに少しプレッシャーを感じたかもしれないけど、コートに足を踏み入れると、その感覚が湧いてくる。ここでは本当にいいパフォーマンスができるとね。過去にもやったことがあるし再びやるわ。去年プレーしていたとき、全然ベストなテニスではなかったと感じていたのに優勝できた。だから去年よりもいい選手になったと思う。チャンスは増えたと感じている」
勝利したガウフは4回戦で第13シードの
E・ナヴァッロ(アメリカ)と対戦する。ナヴァッロは3回戦で第19シードの
M・コスチュク(ウクライナ)を6-4, 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
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