男子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は日本時間20日(現地19日)、シングルス決勝が行われ、第1シードの
J・シナー(イタリア)が世界ランク27位の
F・ティアフォー(アメリカ)を7-6 (7-4), 6-2のストレートで破り、大会初制覇を飾るとともに今季5度目のタイトルを獲得した。
>>【動画】シナー 厳しい体勢から強烈なフォアハンドショット<<>>島袋 将vsディアロ 1ポイント速報<<>>シナーが優勝、シンシナティOP組合せ・結果<<両者は過去4度顔を合わせており、対戦成績はシナーから3勝1敗。直近では昨年10月のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)準々決勝で対戦しており、この時はシナーが6-3, 6-4で勝利した。
23歳のシナーは今大会、初戦の2回戦で
A・ミケルセン(アメリカ)を下し3回戦に進出。3回戦は
J・トンプソン(オーストラリア)の棄権により不戦勝で8強入りすると、準々決勝で第6シードの
A・ルブレフ、準決勝では第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を退け決勝に駒を進めた。
一方、26歳のティアフォーは今大会、1回戦で
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、2回戦で第14シードの
L・ムセッティ(イタリア)、3回戦で
J・レヘチカ(チェコ)を下し8強入り。準々決勝では第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)が試合途中で棄権したため4強入りすると、準決勝では第15シードの
H・ルーネ(デンマーク)を破り「ATPマスターズ1000」で初の決勝進出を果たした。
決勝戦の第1セット、第1ゲームで2度、第9ゲームで1度ブレークポイントを握られたシナーだが強烈なサービスエースを決め凌ぐ。リターンゲームでは第12ゲームでようやくブレークチャンスを握るも活かせずタイブレークに突入。一進一退の展開となるも3-4の場面から4ポイントを連取し先行する。
続く第2セット、シナーは第1ゲームで粘りをみせブレークチャンスを掴むと最後はティアフォーのボールがアウトとなり、いきなりブレークに成功。第5ゲームでは鋭いフォアハンドショットを決め2度目のブレークを奪い、ストレートで勝利した。
シナーが今季ツアー優勝を飾るのは1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、2月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)、3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)、6月のテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)に次ぐ5度目。キャリアでは15勝目となった。
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