男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)は日本時間9日(現地8日)、シングルス2回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などで長期離脱した選手の救済措置)で出場している世界ランク576位の
錦織圭が第8シードで同11位の
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-4のストレートで破り、2016年以来8年ぶり4度目のベスト16進出を果たした。
>>錦織 圭 3回戦 1ポイント速報<<>>大坂 なおみvsメルテンス 1ポイント速報<<>>錦織 圭、シナーらナショナルバンクOP組合せ<<34歳で元世界ランク4位の錦織は前週まで行われていたパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)に出場。5大会連続5度目のオリンピックとなった同大会はシングルス、
ダニエル太郎と組んだダブルスで初戦敗退。それでも
柴原瑛菜とのペアで臨んだ混合ダブルスでは8強入りした。
今大会では1回戦で世界ランク55位の
A・ミケルセン(アメリカ)を逆転で下し3年ぶりに初戦突破。「ATPマスターズ1000」では2021年10月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、)以来 約2年10ヵ月ぶりの白星をあげた。
チチパスとは3度目の顔合わせで1勝1敗。2018年10月の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、室内ハード、ATP500)準々決勝では錦織が勝利したが、2021年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)3回戦ではチチパスが勝利している。
この日の第1セット、開始からミスが目立つチチパスに対し錦織は2度のブレークを奪いゲームカウント5-1と大きくリードする。反撃を許し第8ゲームで1度ブレークを返されるも2度目のサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲーム、錦織は15-40から4ポイントを連取してキープし先行する。
そして第2セット、チチパスのミスもあり第3ゲームで錦織がブレークに成功。その後も安定したプレーを続け自身のサービスゲームではブレークを許さず、ストレート勝ちで16強入りを決めた。
トップ20からの勝利は2021年7月の東京オリンピック(日本/東京、ハード)で当時世界ランク7位の
A・ルブレフを下して以来 約3年ぶりとなった。
勝利した錦織は3回戦で第12シードの
U・アンベール(フランス)と世界ランク43位の
N・ボルジェス(ポルトガル)のどちらかと対戦する。
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