パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)のテニス競技は日本時間4日(現地3日)、女子シングルス決勝が行われ、第13シードの
D・ヴェキッチ(クロアチア)は第6シードの
ジェン・チンウェン(中国)に2-6, 3-6のストレートで敗れたものの銀メダルを獲得。クロアチア人女性がオリンピックのテニス競技においてメダルを獲得するのは史上初となった。
>>ジョコビッチvsアルカラス 五輪決勝 1ポイント速報<<>>【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー<<28歳で世界ランク21位のヴェキッチは今大会、1回戦で同65位の
L・ブロンゼッティ(イタリア)、2回戦で同171位の
B・アンドレースク(カナダ)、3回戦で第2シードの
C・ガウフ(アメリカ)、準々決勝で第12シードの
M・コスチュク(ウクライナ)、準決勝で同67位の
A・カロリーナ・シュミドロバ(スロバキア)を下し決勝に進出した。
そして決勝戦、ヴェキッチは先にブレークを許し開始から3ゲームを連取される。その後ブレークを返せず第8ゲームで2度目のブレークを奪われ第1セットを先行される。
続く第2セットでは第2ゲームでブレークを許すも直後の第3ゲームでこの日初のブレークに成功しイーブンとする。しかし、終盤となる第8ゲームで2度目のブレークを奪われ、1時間45分で力尽きた。
決勝では敗れたもののヴェキッチは銀メダルを獲得。クロアチア人女性がオリンピックのテニス競技においてメダルを獲得するのは史上初の快挙となった。
国際テニス連盟のITFは公式サイトにヴェキッチのコメントを掲載しており「クロアチアのためにメダルを獲得できたことをとても誇りに思い、嬉しく思う。これは私の生涯の夢だった。私の人生で最も幸せな日の1つだった」と語った。
また、オリンピック開幕前は出場を迷っていたことを明かした。
「体中がひどく痛かったので、オリンピックに行くかどうか迷っていた。こんな状態でメダルを獲れるわけがないと思ったからね。腕も足首も痛んだ。気分が悪かったわ。たくさんのことが同時に起きた。ここに来るときの飛行機がキャンセルされ、遅れて到着した。すべてがうまくいかなかった。最初の練習でコーチに咳がひどくてショットが連続で打てないと伝えたくらいにね。でも私は間違いなく全力を尽くした」
なお、前日には3位決定戦も行われており、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク67位のカロリーナ・シュミドロバを6-2, 6-1のストレートで破り銅メダルを獲得している。
【パリ五輪 女子シングルス結果】
金 ジェン
銀 ヴェキッチ
銅 シフィオンテク
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