パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は2日、テニスの女子ダブルス準決勝が行われ、第3シードの
S・エラーニ(イタリア)/
J・パオリーニ(イタリア)組が
K・ムチョバ(チェコ)/
L・ノスコヴァ(チェコ)組を6-3, 6-2のストレートで下し決勝進出を果たすとともに、銀メダル以上の獲得を確定させた。また、エラーニはこれで生涯ゴールデンスラム(四大大会と五輪全制覇)に王手をかけた。
>>ジョコビッチvsアルカラス 1ポイント速報<<>>【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー<<エラーニとパオリーニは今大会、1回戦でE・ルートリフ(ニュージーランド)/
L・サン(ニュージーランド)組、2回戦で
C・ガルシア(フランス)/
D・パリー(フランス)組、準々決勝で
K・ボールター(イギリス)/
H・ワトソン(イギリス)組を下し4強入りした。
この日の準決勝も好調なプレーを披露したエラーニとパオリーニは、ファーストサービス時に77パーセントの確率でポイントを獲得し相手にブレークを与えず、リターンゲームでは3度のブレークに成功。わずか1時間7分で快勝し、決勝進出を果たした。
37歳のエラーニは2012年にダブルスで世界ランク1位、2013年にシングルスで世界ランク5位を記録。ダブルスでは30個、シングルスでは9個のタイトルを獲得している。
特にダブルスでは四大大会の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で2度、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)でそれぞれ1度の優勝を記録しており、今回のオリンピックで金メダルを獲得すると女子ダブルスで史上7人目となる生涯ゴールデンスラムを達成することになる。
国際テニス連盟のITFは公式サイトに偉業に王手をかけたエラーニのコメントを掲載している。
「メダルを獲得するために尽力してくれたジャスミン(パオリーニ)には、一生感謝しないといけない。信じられない。とても幸せよ」
「(メダル獲得という)夢が叶った。オリンピックはずっと頭の片隅にあったから、今日ここにいて決勝に進出できたのは信じられないこと。とてもうれしい。今日は素晴らしい試合ができた。(決勝が行われる)日曜日は集中力を保ち、ベストを尽くしてこの最後の試合に勝てるよう努力したい」
エラーニ/ パオリーニ組は決勝で
M・アンドレーワ/
D・シュナイダー組と対戦する。同ペアは準決勝で第8シードの
C・ブクサ(スペイン)/
S・ソリベス=トルモ(スペイン)組を下しての勝ち上がり。
なお、今大会の男子シングルスでは
N・ジョコビッチ(セルビア)も決勝に進出し、生涯ゴールデンスラムに王手をかけている。
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