パリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)は29日、テニスの男子シングルス2回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)を6-1, 6-4のストレートで破り、2大会連続4度目のベスト16進出を果たした。試合後には「自分のプレーにはとても満足している」と語っている。
>>ジョコビッチvsナダル 1ポイント速報・結果<<>>【一覧】パリオリンピック テニス 全種目ドロー<<37歳で世界ランク2位のジョコビッチがオリンピックに出場するのは5大会連続5度目。最高成績は2008年の北京オリンピック(中国/北京、ハード)での銅メダルとなっており、今大会では悲願の金メダルを狙っている。今大会は1回戦で
M・エブデン(オーストラリア)を下し2回戦に駒を進めた。
2回戦は長年しのぎを削ってきたナダルとの顔合わせに。両者はこれが60度目の対戦で、ジョコビッチから30勝29敗でこの試合を迎えた。
第1セット、ジョコビッチはファーストサービス時に92パーセントの確率でポイントを獲得しナダルに1度もブレークポイントを与えず、リターンゲームでは2度のブレークを奪い先行する。
続く第2セット、ジョコビッチは第1ゲームと第3ゲームでブレークを果たしゲームカウント4-0とナダルを突き放す。しかしここからナダルの反撃を受け第6ゲームで1つブレークを返されると、第8ゲームではナダルがスマッシュをキャッチしフォアハンドのウィナーを決めるスーパープレーをみせ、ジョコビッチは2ブレークの差を追いつかれる。それでも第9ゲーム、ジョコビッチはブレークポイントを握るとドロップショットを決めこのセット3度目のブレークに成功。その後の第10ゲームをキープし、ナダルとの60度目の対戦を制して16強入りを決めた。
ジョコビッチとナダルが初めて顔を合わせたのは2006年の全仏オープン(フランス/パリレッドクレー、グランドスラム)準々決勝。そこから18年が経った2024年に同じコートで、大観衆を前に試合を行った。
ジョコビッチは試合後「2006年当時は、オリンピックで、同じコートで対戦するとは思ってもみなかっただろうね。だから、この試合にはとても感謝している。ライバル関係もそうだし、このスポーツ自体にもね。スポーツ界から僕らに向けられた注目と関心は大きかったと思う。彼(ナダル)がベストの状態でなかったことは彼にとって不運なことだった」とコメント。
「6-1、4-0で少し安心しすぎてしまった。特にこのコートではそれが命取りになる。接戦だったけど、自分のプレーにはとても満足しているよ」
勝利したジョコビッチは3回戦で世界ランク70位の
D・ケプファー(ドイツ)と対戦する。ケプファーは2回戦で同45位の
M・アルナルディ(イタリア)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
C・アルカラス(スペイン)や第6シードの
C・ルード(ノルウェー)、第8シードの
S・チチパス(ギリシャ)らが16強へ駒を進めた。
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