男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は21日にシングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)は第7シードの
N・ボルジェス(ポルトガル)に3-6, 2-6のストレートで敗れたものの、復帰後初の準優勝を果たした。
>>【動画】ナダル撃破!ボルジェス ATPツアー初優勝の瞬間!<<>>ナダル、ボルジェスらノルデアOP組合せ<<38歳のナダルは昨年1月に左股関節を負傷。その後6月に手術を行い、今シーズン復帰した。
今季での引退も示唆しているナダルは、今月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の前哨戦として今大会に出場しており、1回戦でワイルドカードで出場した世界ランク461位の
L・ボルグ(スウェーデン)、2回戦で第5シードの
C・ノリー(イギリス)、準々決勝で第4シードの
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)、準決勝で予選勝者で同130位のD・アドゥコビッチ(クロアチア)を下し決勝に駒を進めた。
復帰後初優勝を目指したナダルだったが、この日の決勝では世界ランク51位のボルジェスに主導権を握られる展開に。ナダルはサービス時のポイント獲得率が45パーセントに留まりボルジェスに5度のブレークを許す。リターンゲームでは2度のブレークを果たしたものの、ウィナー5本に対して19本のアンフォーストエラーを記録したナダルは1時間27分で力尽きた。
復帰後初のタイトル獲得とはならなかったものの、準優勝という結果を残したナダル。男子プロテニス協会のATPは公式サイトに試合後のナダルのコメントを掲載している。
「本来あるべきレベルからはかけ離れていた。エネルギーの面でもそうだろう。長い試合もあり、長い1週間だった。たとえ身体にダメージがなかったとしても、それは重要なことだけど、精神的にも肉体的にも4日連続でプレーして長い試合をすることにまだ慣れていない」
「彼(ボルジェス)の功績は認めなければならない。彼は多くのことをうまくやり、ミスも少なく、リターンもうまかった。チャンスを活かしたんだ。よくやった、うれしいよ。彼はこのトーナメントでプレーした他の選手よりもこの結果に値した。この素晴らしい瞬間を楽しんでほしい」
「決勝に進出できたのは良かった。怪我をすることなく長い試合をプレーできたことも良かった」
「でも今大会でのプレーよりも、ずっと良い練習をしてここに来た。それが満足できない点だ。良いレベルでプレーしているという気持ちでここに来たのに、1週間を通してそれを示せなかった。それは満足できない」
「久しぶりの決勝なので悪い結果とは言えない。でも、1週間を通して満足できるほど気持ちよくプレーできなかった」
ナダルは今後27日に開幕するパリオリンピックでシングルスと、
C・アルカラス(スペイン)とのダブルスに出場する予定。ナダルはここからさらにレベルを上げてオリンピックに臨むつもりだ。
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