男子テニスのノルデア・オープン(スウェーデン/バスタッド、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)が第5シードの
C・ノリー(イギリス)を6-4, 6-4のストレートで破り、ツアー大会で今季2度目のベスト8進出を果たした。試合後、ナダルは「プレッシャーをかけ続けることが足りなかったので改善しなければならないね」と明かした。
>>【動画】ナダル 圧巻のストレート勝ち!ノリー撃破の瞬間!<<>>ナダルらノルデアOP組合せ<<今季での引退も示唆している38歳のナダルは先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)出場後、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を含む芝シーズンをスキップ。
今月27日に開幕するパリオリンピック(フランス/パリ、レッドクレー)の前哨戦として今大会に出場すると、1回戦ではワイルドカードで出場した世界ランク461位の
L・ボルグ(スウェーデン)を下し2回戦に駒を進めた。
世界ランク42位のノリーとの顔合わせとなった2回戦、ナダルは22本のウィナーを決めファーストサービスが入ったときに74パーセントの確率でポイントを獲得。1度のブレークを許したもののリターンゲームでは3度のブレークに成功し1時間43分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにナダルのコメントを掲載しており「最高の気分だよ。全仏オープン以降、ツアーでプレーしていない時間が長かった。彼(ノリー)のような素晴らしい選手と良い試合ができるのは最高だよ。良いテニスができたと思うし、もう少しアグレッシブにプレーする必要があったね」と語った。
「あまり試合に出ていなかったので、今日のような勝利は助けになる。試合を通してリズムに乗り、相手にプレッシャーをかけ続けることが足りなかったので改善しなければならないね」
「試合序盤は、彼の方が僕より少し優れていたと感じた。彼はサーブをかなり簡単に取っていたけど、僕は少し苦しんでいた。でも、ブレークしたのは僕だった。そして、第2セット序盤は良いプレーができた。ブレークチャンスもあり試合をコントロールしていたが先にブレークを許した」
「その後、自分にこう言った。“1-4だけど僕が4-1にする可能性もあった。今やっていることを続ける必要がある”とね。僕はバックハンドで少しアグレッシブにプレーしたと思う。それが終盤には少しうまくいった。それが違いを生んだ。フォアハンドにはかなり満足しているし、サーブにも満足しているよ」
1月のブリスベン国際(オーストラリア/メルボルン、ハード、ATP250)に続きツアー大会で今季2度目の8強入りを決めたナダル。準々決勝では第4シードの
M・ナヴォーネ(アルゼンチン)と対戦する。ナヴォーネは2回戦で世界ランク68位の
S・ナガル(インド)を6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
なお、ナダルは今大会で
C・ルード(ノルウェー)とのペアで出場しているダブルスでも4強入りしており、単複で出場を予定しているパリオリンピックに向け順調な仕上がりをみせている。
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