テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は11日、女子シングルス準決勝が行われ、第7シードの
J・パオリーニ(イタリア)が世界ランク37位の
D・ヴェキッチ(クロアチア)を2-6, 6-4, 7-6 (10-8)の逆転で破り同大会では初、四大大会では2大会連続2度目の決勝進出を果たした。
>>【動画】大躍進!パオリーニ 四大大会で2大会連続の決勝進出を決めた瞬間!<<>>クレチコバvsルバキナ 1ポイント速報<<>>ルバキナ、クレチコバらウィンブルドン組合せ<<先月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で四大大会初の決勝に進出し、準優勝を飾った28歳で世界ランク7位のパオリーニ。
ウィンブルドンでは初出場した2021年から3年連続で初戦敗退を喫していたが、今大会は1回戦で世界ランク55位の
S・ソリベス=トルモ(スペイン)を下し初勝利をあげると、2回戦で同80位の
G・ミネン(ベルギー)、3回戦で同176位の
B・アンドレースク(カナダ)を下し16強入り。4回戦では第12シードの
M・キーズ(アメリカ)が試合途中で棄権しベスト8に進出。さらに準々決勝では第19シードの
E・ナヴァッロ(アメリカ)を退け、準決勝に駒を進めた。
準決勝の第1セット、パオリーニはリターンゲームでわずか3ポイントしか獲得できず、サービスゲームでは2度のブレークを奪われ先行を許す。
しかし第2セット、パオリーニは終盤の第10ゲームでセットポイントとなるブレークポイントを握ると、これを決め切り初のブレークに成功。1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセットは両者2度ずつブレークを奪い合い終盤へ。パオリーニは第10ゲームと第12ゲームでマッチポイントを握るもこれはものにできず、勝負は10ポイントマッチのタイブレークにもつれ込む。
タイブレークも一進一退の展開となったものの、パオリーニは2度のミニブレークを果たし、全仏オープンに続いて四大大会の決勝に進んだ。
勝利したパオリーニは四大大会初制覇をかけ、決勝で第4シードの
E・ルバキナ(カザフスタン)と第31シードの
B・クレチコバ(チェコ)の勝者と対戦する。
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