テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は日本時間8日(現地7日)、女子シングルス3回戦が行われ、第19シードの
E・ナヴァッロ(アメリカ)が第2シードの
C・ガウフ(アメリカ)を6-4, 6-3のストレートで破り、四大大会初のベスト8進出を果たした。
>>【動画】世界2位ガウフ撃破、同胞ナヴァッロがウィンブルドン8強入り決めた瞬間<<>>ルバキナ、パオリーニら ウィンブルドン組合せ<<23歳で世界ランク17位のナヴァッロがウィンブルドンに出場するのは2年連続2度目であるが、初出場となった昨年は初戦で敗れている。それでも今大会では1回戦で世界ランク479位の
ワン・チャン(中国)を下し大会初白星を飾ると2回戦ではワイルドカード(主催者推薦)で出場した同113位の
大坂なおみ、3回戦では同30位の
D・シュナイダーを下し16強入りを決めた。
そして4回戦、昨年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で優勝し、今シーズンの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)と全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)でいずれも4強入りしている世界ランク2位のガウフと対戦した。
同国対決となったこの日の第1セット、第5ゲームで先にブレークを許したナヴァッロだが第6ゲームでブレークバックに成功。さらに終盤となる第10ゲームで2度目のブレークを果たし先行する。
続く第2セットでは15本のアンフォーストエラーを犯したガウフに対し第4ゲームでブレークに成功。リターンゲームではブレークポイントを与えず、1時間14分で勝利した。
試合後の会見でナヴァッロは「本当にいい気分。グランドスラムチャンピオンという本当に手強い相手と対戦したけど今日は確かに良いテニスができた。ここでプレーを続けるのが楽しみだわ」と語った。
「私は彼女のフォアハンド側を攻撃した。彼女も私に対して同じことをしたかったと思う。私たちはフォアハンドのクロスコートラリーを何度も繰り広げた。どちらが先にパターンを変えるかの戦いだった。まるでチェスのようだったわ。私にとっては本当に楽しかった」
勝利したナヴァッロは準々決勝で第7シードの
J・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは4回戦で第12シードの
M・キーズ(アメリカ)と対戦し、6-3, 6-7 (6-8), 5-5とした時点でキーズが途中棄権したため勝ち上がりを決めた。
同日には世界ランク37位の
D・ヴェキッチ(クロアチア)と予選勝者で同123位のL・サン(ニュージーランド)が8強に駒を進めた。
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