男子テニスのピエモンテ・オープン・インテサ・サンパオロ(イタリア/トリノ、クレー、ATPチャレンジャー)は19日にシングルス決勝が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク240位のF・パッサロ(イタリア)が第1シードの
L・ムセッティ(イタリア)を6-3, 7-5のストレートで破り、チャレンジャー大会で2度目の優勝を飾った。
>>望月 慎太郎 全仏OP予選1回戦 1ポイント速報<<>>島袋 将 全仏OP予選1回戦 1ポイント速報<<23歳のパッサロは今大会、1回戦で世界ランク90位の
D・ガラン(コロンビア)、2回戦で同71位の
E・ルースブオリ(フィンランド)、準々決勝で同72位の
B・ナカシマ(アメリカ)、準決勝で第4シードで同47位の
L・ソネゴ(イタリア)と4名のトップ100の選手を下し決勝に進出した。
決勝戦の第1セット、パッサロはファーストサービス時に71パーセントの確率でポイントを獲得しムセッティに1度もブレークポイントを与えずキープを続け、リターンゲームでは第2ゲームでブレークを奪い先行する。
続く第2セット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた終盤の第11ゲームでパッサロがこのセット2度目のブレークに成功。
サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第12ゲームでパッサロは1度ブレークポイントを握られたものの、この場面でコート後方で構えるムセッティに対しアンダーサーブを放ちポイントを獲得。セット終盤のブレークポイントという緊迫した場面でアンダーサーブを成功させる"強心臓"ぶりを披露したパッサロは、その後ムセッティのミスを誘いチャレンジャー大会で2度目の優勝を成し遂げた。
なお、チャレンジャー大会で5名のトップ100選手を下しての優勝は、2009年3月のBMWテニスチャンピオンシップ(アメリカ/サンライズ、ハード、ATPチャレンジャー)で優勝した
R・ソダーリン(スウェーデン)以来約15年ぶりの快挙となった。同大会でソダーリンは準決勝で当時世界ランク34位の
F・ロペス(スペイン)、決勝で同22位の
T・ベルディヒ(チェコ)を下すなどし優勝した。
今回の結果、パッサロは5月20日付のATP世界ランキングで大きく順位を上げ133位となった。
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