男子テニスのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス準々決勝が行われ、第21シードの
N・ジャリー(チリ)が第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)を3-6, 7-5, 6-4の逆転で破り「ATPマスターズ1000」初のベスト4進出を果たした。
>>ズベレフらBNLイタリア国際組合せ<<>>シフィオンテクらBNLイタリア国際組合せ<<28歳のジャリーは今大会、初戦の2回戦で世界ランク37位の
M・アルナルディ(イタリア)、3回戦で同125位のS・ナポリターノ(イタリア)、4回戦で同109位の
A・ミュレール(フランス)を撃破し8強入りした。
この試合の第1セット、押し込まれる展開となったジャリーは1度もブレークポイントを得ることができないまま主導権を握られると、サービスゲームで5度のブレークポイントを与えそのうち1度ブレークを許し先行される。
第2セットも流れを握ることができず5度のブレークポイントを与えるが、粘りのプレーでブレークを0に抑えると、終盤にこの試合初のブレークに成功してセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、3本のダブルフォルトを犯すなどサービスの精度が落ちてきたチチパスに対し、ジャリーが2度のブレークに成功。被ブレークは1度に抑え、2時間38分の熱戦を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはジャリーのコメントが掲載されている。
「クレーコートでステファノス(チチパス)に勝てたことはいいことだと思う。今日の自分のプレー、そして自分自身の維持の仕方には満足しているよ。彼のサーブからチャンスを作るために、いろいろな方法を見つけようとし続けたんだ。いいプレーができているのは分かっていた。バックハンドでは彼に押し戻されないように調整しなければならなかったね。そういうことができたから、この勝利にはとても満足している」
ジャリーは準決勝で第14シードの
T・ポール(アメリカ)と対戦する。ポールは準々決勝で第7シードの
H・フルカチュ(ポーランド)をフルセットで下しての勝ち上がり。
また、前日行われた準々決勝では第29シードの
A・タビロ(チリ)が世界ランク56位の
ジャン・ジジェン(中国)に勝利しベスト4に進出しているため、「ATPマスターズ1000」の4強に2名のチリ人選手が入る快挙となった。
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