男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は27日にシングルス2回戦が行われ、予選勝者で世界ランク118位の
T・モンテイロ(ブラジル)が第6シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-4のストレートで破り、初の3回戦進出を果たした。試合後モンテイロは「間違いなく僕のキャリアの中で最大の勝利の一つだ」と語った。
>>【動画】渾身の雄叫び!モンテイロがチチパスを撃破した瞬間<<>>シナー、アルカラスらマドリッドOP組合せ<<29歳のモンテイロが同大会の本戦に出場するのは2年連続2度目。昨年は2回戦で敗れた。
今大会は予選2試合に勝利し本戦入りすると、1回戦では世界ランク65位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を破り2回戦に駒を進めた。
2回戦は、今月のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で優勝、バルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)で準優勝と好調の世界ランク7位のチチパスとの顔合わせとなった。
この試合、モンテイロはファーストサービス時に76パーセントの確率でポイントを獲得しチチパスにブレークを与えず、リターンゲームでは各セット1度ずつブレークに成功。24本のウィナーに対しアンフォーストエラーを4本に抑える安定したプレーで主導権を握り、1時間36分で同大会初の3回戦に駒を進めるとともに、自身4度目の対トップ10勝利を飾った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはモンテイロのコメントが掲載されている。
「間違いなく僕のキャリアの中で最大の勝利の一つだ。本当に厳しい試合になることは分かっていたから、常に自分を信じようと努めた。今日はコート上でとても良い感覚だった。このようなクレーコートや高地でプレーするのが好きなんだ。すでに3試合プレーしているので、リズムも自信も少しはあった。最後まで戦い、この試合に勝てると信じていたよ」
「毎週、新しいチャンスが訪れる。ここ数週間、コート上ではあまり感覚が良くなかった。チャレンジャー大会で良い成績を残そうと努めていたが、うまくいかなかった。僕はただ毎日ハードワークし続けた。調子が悪く試合に勝てなかったときでも、自分を信じ続けてきたが、今週はそれが実を結んだ」
勝利したモンテイロは3回戦で第30シードの
J・レヘチカ(チェコ)と対戦する。レヘチカは2回戦で予選勝者で世界ランク130位の
H・メジェドビッチ(セルビア)を下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
J・シナー(イタリア)、第3シードの
D・メドベージェフ、元世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)らが3回戦へ駒を進めている。
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