男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は20日にシングルス準決勝が行われ、第3シードの
C・ルード(ノルウェー)が第13シードの
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)を7-6 (8-6), 6-4のストレートで破り2週連続の決勝進出を果たすとともに、同大会初優勝に王手をかけた。
>>チチパス、ルードらバルセロナOP組合せ<<世界ランク6位のルードは前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)で決勝に進出。決勝では
S・チチパス(ギリシャ)に敗れたものの、準優勝を飾った。
今大会は初戦の2回戦で同110位の
A・ミュレール(フランス)、3回戦で第14シードの
J・トンプソン(オーストラリア)、準々決勝で同40位の
M・アルナルディ(イタリア)をいずれもストレートで下し4強入りした。
好調を維持して迎えた準決勝、第1セットをタイブレークの末に獲得したルードは第2セット、ファーストサービス時に88パーセントの確率でポイントを獲得し相手のブレークを1度に抑えると、自身は2度のブレークに成功し、1時間57分で同大会初の決勝進出を果たした。
ルードの決勝の相手は2週連続で第5シードのチチパスに決定。チチパスは準決勝で同59位の
D・ラヨビッチ(セルビア)を5-7, 6-4, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
決勝ではどちらの選手が優勝しても同大会初制覇となる。また、ルードは過去10度のツアー優勝がいずれも「ATP250」となっており、今回初の「ATP500」のタイトル獲得を目指す。
チチパスが2週連続優勝を達成するか、ルードがリベンジを果たすか、決勝の行方に注目が集まる。
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