男子テニスのミフェル・テニス・オープン by テルセル・オッポ(メキシコ/ロスカボス、ハード、ATP250)は24日にシングルス決勝が行われ、第8シードの
J・トンプソン(オーストラリア)が第4シードの
C・ルード(ノルウェー)を6-3, 7-6 (7-4)のストレートで下し、ツアー初優勝を飾った。試合後、トンプソンは「奇跡だと思う」と語った。
>>【動画】3度目の正直!トンプソン初優勝の瞬間<<>>西岡 良仁vsモウ 1ポイント速報<<世界ランク40位で29歳のトンプソンは今季開幕戦となった1月のブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)で
R・ナダル(スペイン)らを下し4強入り。今月行われたダラス・オープン(アメリカ/ダラス、ハード、ATP250)とデルレイビーチ・オープン(アメリカ/デルレイビーチ、ハード、ATP250)ではベスト8に駒を進めた。
今大会は、1回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同494位の
E・エスコベド(メキシコ)、2回戦で予選勝者で同146位の
E・ナヴァ(アメリカ)を下し8強入り。
準々決勝では同74位の
A・ミケルセン(アメリカ)を0-6, 0-3から逆転し0-6, 7-6 (7-1), 7-5で破ると、準決勝では第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)との3時間半を超える死闘を7-5, 4-6, 7-6 (7-2)のフルセットで制し決勝に駒を進めた。
ツアー大会では過去2度準優勝を果たしているものの、タイトルは獲得できていなかったトンプソンは3度目の決勝に臨んだ。
同12位のルードと顔を合わせた決勝戦、トンプソンは巧みなスライスやネットプレーでポイントを重ね、サービスゲームでは13度のブレークピンチを11度しのぐ粘りをみせ、逆にリターンゲームでは3度のブレークポイントを全てものにする決定力をみせる。第2セットをタイブレークの末に獲得したトンプソンは、ツアー3度目の決勝を2時間2分で制し、29歳で初タイトルを獲得した。
トンプソンは今大会、5試合で12時間以上プレーしトロフィーを掲げた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはトンプソンのコメントが掲載されている。
「今週はとても多くの時間をコートで過ごした。準々決勝では6-0, 6-0のダブルベーグルで負けていたかもしれない。でも今、僕はトロフィーを掲げているから、まだ奇跡だと思っているよ」
一方、準優勝となったルードはツアー11度目の制覇とはならなかった。
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