男子テニスのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)は23日、シングルス準々決勝が行われ、昨年王者で第2シードの
C・ノリー(イギリス)が世界ランク82位の
T・セイボスワイルド(ブラジル)を6-1, 3-6, 6-2のフルセットで破り、2年連続2度目のベスト4進出を果たした。なお、昨年王者が決勝に進むのは
R・ナダル(スペイン)、
C・アルカラス(スペイン)に次いで3選手目となった。
>>西岡 良仁vsルビオ フィエラス 1ポイント速報<<>>望月 慎太郎vsヒジカタ 1ポイント速報<<世界ランク23位で28歳のノリーは今季、開幕戦となった国別対抗戦ユナイテッドカップ(オーストラリア/パース/シドニー、ハード)に出場。その後、ASBクラシック(ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)で8強入りすると続く全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ではベスト16進出を決めた。
前週のIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)では初戦敗退を喫したノリーだが今大会、1回戦で世界ランク135位の
H・デリエン(ボリビア)、2回戦で同120位の
T・バリオス=ベラ(チリ)を下し8強に駒を進めた。
準々決勝の第1セット、ノリーはファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得し1度もブレークポイントを与えず。第3ゲームから5ゲームを連取し先行する。
しかし、続く第2セット、安定したサービスゲームを展開するセイボスワイルドを崩すことができず。自身は第6ゲームでブレークを許し1セットオールに追いつかれる。
迎えたファイナルセット、ノリーは先に2度のブレークに成功しゲームカウント5-1とリードする。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第7ゲームでは3本のマッチポイントを掴むも活かせず、2度目のブレークポイントをものにされ1度のブレークを返される。それでも第8ゲーム、マッチポイントとなるブレークチャンスを2本握ると最後はネット付近の攻防を制し2時間で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにノリーのコメントを掲載し「ハードに戦ったことを本当に誇りに思う。湿度が高くて、体力的には厳しかった。最後にはなんとかブレークすることができた」と語った。
通算24度目の準決勝進出を果たしたノリーは、リオ・オープンのディフェンディング・チャンピオンとして3人目の4強入り。ナダルは2014年に優勝した翌年に準決勝に進んだが
F・フォニーニ(イタリア)に、2022年に優勝したアルカラスは昨年、決勝に進むもノリーに敗れており、2連覇した選手は今のところいない。
勝利したノリーは準決勝で予選を勝ち上がった世界ランク113位のM・ナヴォーネ(アルゼンチン)と対戦する。ナヴォーネは準々決勝、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した17歳で同655位のJ・フォンセカ(ブラジル)を2-6, 6-3, 6-3の逆転で下しての勝ち上がり。
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