女子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、 ハード、WTA1000)は23日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)は予選勝者で世界ランク40位の
A・カリンスカヤに4-6, 4-6のストレートで敗れ、2週連続の決勝進出とはならなかった。試合後の会見でラケットを叩きつけたことについて聞かれたシフィオンテクは「そんなことは滅多にない」と明かした。
>>【動画】ラケットを叩きつけるシフィオンテク<<世界ランク1位のシフィオンテクは今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)3回戦で
L・ノスコヴァ(チェコ)に敗れたものの、前週のカタール・トータルエナジー・オープン(カタール/ドーハ、ハード、WTA1000)では大会3連覇を達成した。
今大会では初戦となる2回戦で世界ランク41位の
S・スティーブンス(アメリカ)、3回戦で第15シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)、準々決勝で第6シードの
ジェン・チンウェン(中国)を下し4強入りした。
準決勝の第1セット、シフィオンテクは第6ゲームで先にブレークを果たしたものの、直後の第7ゲームから4ゲームを連取され先行される。
続く第2セット、シフィオンテクは第1ゲームでブレークを許すと、第2ゲームでは珍しく苛立ちをあらわにしラケットを叩きつけた。すると第7ゲームでブレークを許しゲームカウント2-5と後がなくなる。第8ゲームでは2本のマッチポイントを凌ぎ1つブレークを返す粘りをみせたが、最後は第10ゲームでスイングボレーを決められ1時間41分で力尽きた。
大会の公式サイトはシフィオンテクのコメントを掲載し「確かに不満よ。今夜は自分のテニスができなかった。私は勝つためにそこにいたけど、いつものレベルに達することができなかったのは確か。だから満足はしていない。この2週間はとても激しかったから、前を向くしかないわ」と語った。
また、ラケットを叩きつけたことについて何が一番悔しかったのか、何に一番イライラしたのか問われ次のように答えた。
「これ以上力を出せないという感じだったけど、そんなことは滅多にない。そのせいで、少しコントロールできないように感じた。いつもは自分に何をすべきか言い聞かせると、自分のプレーを向上させることができるんだけどね。今日はちょっと力が抜けていて、疲れていたからできなかったわ」
なお、シフィオンテクが予選から勝ち上がってきた選手に敗れるのは、2020年9月のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、WTA1000)1回戦で
A・ルス(オランダ)(オランダ)に敗れて以来 約3年半ぶりとなった。
一方、予選から7試合を勝ち抜いたカリンスカヤは決勝で同26位の
J・パオリーニ(イタリア)と対戦する。パオリーニは準決勝で同22位の
S・シルステア(ルーマニア)を下しての勝ち上がり。
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