男子テニスで世界ランク137位の
望月慎太郎は25日に都内で会見を行い、木下グループと所属契約を結んだことを発表した。会見のなかで20歳の望月は自身と同世代である
C・アルカラス(スペイン)や
H・ルーネ(デンマーク)の活躍に言及した。
20歳の望月は2019年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)のジュニア部門で日本人男子として初めて四大大会のジュニアを制覇する快挙を達成。ジュニア世界ランクでも1位に輝いた。
その後、ITF大会やチャレンジャー大会を主戦場として世界ランクを上げていくと、今季はチッタデーリャ・ディスフィーダ・オープン(イタリア/バルレッタ、クレー、ATPチャレンジャー)でチャレンジャー大会初優勝。
さらに10月の木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)では
T・フリッツ(アメリカ)や
A・ポピリン(オーストラリア)らを下しATPツアー初の4強入りを果たすなど躍進し、世界ランクも自己最高の129位を記録した。
望月は「良い意味で今までと変わらず、1つ1つ長い道のりにはなると思いますが、トップに向け走り続けるのみだと思っています。そこで、木下グループ様のサポートを頂けるのは大変心強く、うれしく思います」とコメント。
また、今後の目標や同世代である世界ランク2位のアルカラスや同8位のルーネと自身の比較を語った。
「目の前の目標としては、トップ100に入ることと来年はパリオリンピックがあるのでそこに出場したいのはあります。でも、あまり考えたくないというのは事実あります。それは、考えて自分にプレッシャーをかけてしまうタイプだからです。でもやっぱり出たいということはもちろんあるので、そこが今も1番の目標かなと思います」
「アルカラス選手だったりルーネ選手はジュニアのときから一緒で、彼らの場合は本当に早く成長してトップ5だったりトップ10とかで戦っている選手なので、正直なところやっぱり『すごいな』と思うこともたくさんあります。彼らの場合は体のできるスピードも違いますけど、でもそれが諦める理由にはならないと思うので、自分なりの道のりでコツコツと、また(彼らと)戦えたらいいなと思います。もちろんすごいなと思うと同時に悔しさもあるので、いつかまた対戦したいなと思います」
今後望月は2024年シーズン開幕戦となる中国銀行・香港・テニスオープン(香港/香港、ハード、ATP250)に出場したのち、1月8日にスタートする全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)予選に参戦する。
最後に、来季のチーム体制について「来年はジャパンオープンのときもやっていただいた
伊藤竜馬さんがコーチとしてかなり一緒にいくと思います。トレーナーとしてはフルタイムでやる人はまだいないので、所々で、グランドスラムのときだったり、何週かやって頂いたり。フィジカルの面でももっと成長していかないといけないので、もっともっとやっていきたいと思います」と明かした。
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