男子プロテニス協会のATPは13日、ATPアワード2023の「コーチ・オブ・ザ・イヤー」(最優秀コーチ)を発表。世界ランク4位の
J・シナー(イタリア)のコーチであるダレン・ケーヒルとシモーネ・ヴァグノッツィが選出された。
22歳のシナーは今季、8月のナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)で「ATPマスターズ1000」初のタイトルを獲得するなど計4つのツアー優勝を経験。
最終戦のNitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)では決勝で
N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの、準優勝を果たしたほか、国別対抗戦のデビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ。室内ハード)では母国を47年ぶりの優勝に導いた。
そのシナーを支えた2人のコーチが最優秀コーチに。また、シナーはファンの人気投票でも今年はATPアワード1位に選出されており、ツアーでの活躍度が上がるとともにファンからの人気も上昇している結果となった。
ケーヒルとヴァグノッツィはそれぞれ2022年の6月と2月から指導。約1年6ヵ月で世界ランクトップ4、そして「ATPマスターズ1000」の制覇と躍進の1シーズン半となった。
さらに、シナーは最優秀選手賞とステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞の2つの賞にもノミネートされており、人気投票と含めATPアワード3冠の可能性が残されている。
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