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4度に及ぶ頂上決戦を振り返る

ジョコビッチ、アルカラス
ジョコビッチとアルカラス
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATPは6日、2023年のライバル「N・ジョコビッチ(セルビア)vs.C・アルカラス(スペイン)」と題し、今季の戦いを振り返った。

2023年に4度対戦した両選手。結果はジョコビッチ3勝1敗としている。今シーズン、ツアー最多7つのトロフィーを掲げたジョコビッチと20歳のC・アルカラスは最後まで1位の座を争い、今年だけで7度トップの座が入れ替わっている。

【全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準決勝】

6月の全仏オープン準決勝で対戦した時はジョコビッチが6-3, 5-7, 6-1, 6-1で破り勝利。この試合は、最初の2セットは互いに譲らず白熱した戦いとなり1セットオールに。

しかし、第3セットでけいれんに襲われたアルカラスは本来のプレーができず、ジョコビッチがそのまま2セットを連取し勝利を掴んだ。

「試合の緊張のせいだ」と明かしたアルカラスは「試合は本当に緊張して始まった。第1セットの緊張感、第2セットも本当に激しい2セットだった。本当にいいラリー、タフなラリー、ドロップショット、スプリント、ラリー。いろいろなことが重なった」とコメント。

対するジョコビッチは「何よりもまず、カルロスには不運だったと言わなければならない。このレベルでは、グランドスラムの終盤でけいれんを起こしたり、体調を崩すのは一番避けたいこと。だから、彼には同情するよ。彼が回復し、すぐに戻ってくることを願っているよ」と明かした。

【ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)決勝】

7月のウィンブルドンではアルカラスでは1-6、7-6(6)、6-1、3-6、6-4のフルセットで下し大会初制覇を果たした。

この日、ミスを抑えプレーをまとめたジョコビッチに2度のブレークを許し第1セットを先取されたアルカラス。それでも第2セットを取り返すと勢いのままに第3セットを獲得し勝利に王手をかける。

しかし、第4セットをジョコビッチに取られ試合はファイナルセットに突入。アルカラスは第2ゲームでブレークポイントを握られるも凄まじい守備力をみせ凌ぐと、直後の第3ゲームでブレークに成功。最後はサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップとなった第10ゲームをアルカラスがキープし、4時間42分に及ぶ死闘の末を制した。

アルカラスは「夢が叶ったような気分だよ。もちろん勝つことは素晴らしいことだけど、たとえ負けていたとしてもこの素晴らしいプレーをした自分を誇りに思うよ。この美しい大会で歴史を作り、このスポーツのレジェンドと決勝を戦えたことをね」と喜びを述べた。

【W&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)決勝】

この日、アルカラスの放つドロップショットなどに苦戦したジョコビッチは第1セットを落とす。それでも第2セットを獲得し1セットオールに追いつく。勝負のファイナルセットはタイブレークに突入。試合が始まって3時間40分で29本ものラリーを制すなど、双方満身創痍で訪れた5度目のチャンピオンシップポイントをものにしたジョコビッチが3時間49分の死闘を制した。スコアはジョコビッチから5-7, 7-6 (9-7), 7-6 (7-4)。

ジョコビッチは「全体的に見て、僕がこれまでプレーした中で最もタフでエキサイティングな試合の1つだった。こうした瞬間や試合のために僕は日々努力を続けている。最も重要な場面で“最高”の試合を実現できることに何の疑問も持っていなかったので、ただただ興奮している」と死闘を振り返った。

【最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)準決勝】

この日、サービスゲームでアルカラスを圧倒したジョコビッチは4度のブレークチャンスを全て凌ぐ。リターンゲームでは3度のブレークに成功し、1時間28分で勝利した。

試合後、ジョコビッチは「正しい姿勢、正しいメンタリティで試合に臨んだし、最初のポイントから非常に激しい試合になるだろうと分かっていた。彼は第1ゲームで15/40とすぐにブレークポイントを握った。それがカルロスなんだ。彼はこういう試合ではいつもベストを尽くし、質の高いテニスと激しさでスタートする。それに合わせて、嵐を乗り切らなければならないんだ」と語った。

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男子
本戦 12/13(水)~12/17(日)

女子
本戦 12/20(水)~12/24(日)

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24日(日)はデ杯日本代表監督の添田 豪さんとバモスわたなべさんによるテニスクリニック開催


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(2023年12月7日20時21分)

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