女子テニス協会のWTA公式サイトは6日に公式サイトを更新し、選手の思い出の料理やツアーで印象に残っている現地での食事体験を特集。7人の選手のコメントが紹介され、そのうち3名が日本料理について語った。
テニス選手は1月のツアー開始から11月まで各国を飛び回りつつ、練習や試合を行う。そのスケジュールのなかでの娯楽は観光や美味しい食事だろう。世界ランク27位で26歳の
A・カリーニナ(ウクライナ)はツアー最初の思い出として記憶に残っているのは現地で食べた食事だと明かした。
「たぶんあれはタシケントだったと思うわ。とても早く終わった試合だったから、美味しいご飯以外は何も覚えてないの(笑)」
また、世界ランク3位の
C・ガウフ(アメリカ)は中国での食事体験が印象に残っているとした。
「温かいハグのような感じね(笑)。温かいスープにラー油やお酢を入れるの。中国の人が一般的に長生きだなと感じる。毎日食べれば長生きできそうなの。何かを食べるとそれで自動的に癒されるような気になる」
以下は残りの5選手のコメントで、3名が日本の食事に言及した。
Y・プチンセワ(カザフスタン):「おいしい食事が大好きだから難しいわ。私は日本が大好き。日本が1番好きかな。イタリアも好きね。イタリア料理と日本料理、それぞれが1番好きね(笑)。日本にいるときは毎日寿司を食べる。魚全般、トロもウニも大好きなの。日本のレストランに行って、シェフに何かおいしいものをくださいと頼んだとき、彼は名前も知らない魚をくれたんだけど、それも私の心を揺さぶった。10個欲しかった(笑)」
M・リネッタ(ポーランド):「ローマはすごいわ。選手全員が行くレストランがあるの。クロアチア人のコーチが初めて連れて行ってくれて、噂には聞いていたけど、行ったことはなかった。本当に素晴らしかったわ。あと、マドリッドの食事も大好きで、現地でも食べることができる。とてもおいしいわ」
ワン・シンユ(中国):「東京が好き。最高の食べ物があるの。レストランが多すぎて選べないしね。でも、だいたい現地での食事は最高なものよ」
M・アンドレーワ:「日本に行きたいわ。お寿司が大好きだから東京に行きたい。寿司を食べる機会があれば、毎日でも食べたい。マドリッドで洋ナシをキャラメリゼしたお寿司を食べたの。お寿司の上に火がついていて、燃えていたんだ。とても美味しかった。この寿司が夢みたいね。でも、普段はパスタとチキンを食べるだけなんだけど(笑)」
O・ジャバー(チュニジア):「好きな食べ物のひとつに韓国焼肉があるの。オーストラリアかアメリカで食べたものが1番おいしかった。あと、スポンサーと一緒にニューヨークのレストランに行ったんだけど、そこはステーキハウスだった。ナイフに名前を書いてくれるところだった。そこに行くと、ウィル・スミスのナイフの隣に私の名前が書かれたナイフがある。そこに行けば、自分のナイフで食事ができるっていう体験もできるの」
食事は選手にとってエネルギーを補給する大事な仕事であると同時に、非日常を体験することでストレスの緩和などメンタルにも好影響を与えるかもしれない。
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