女子テニスで世界ランク5位の
J・ペグラ(アメリカ)がアメリカの経済誌フォーブスが選出する「2024年、30歳以下の30人」に選ばれた。同誌は毎年20ほどの業界において活躍する人を選出し、次世代をリードする才能を紹介しており、ペグラのインタビューも掲載された。
>>トゥロターら四日市CH組合せ<<29歳のペグラはスポーツ界のアイコンとして陸上選手やアメリカンフットボールの選手らとともに取り上げられた。ペグラはキャリアの初期こそけがに苦しんだが、2020年末から2021年にかけて62位から18位に上昇。以降はトップ10に定着し、
C・ガウフ(アメリカ)とのダブルスペアでもトップランカーとして君臨している。
フォーブスのインタビューのなかでペグラはテニス界における男女の賞金格差に言及。女子も世界のスポーツのなかでは破格の賞金だと認めながらも、男子との差は大きいと語った。
「女子テニスは、最も高給取りの女性アスリートと言えると思う。世界的に見ても巨大なスポーツね。しかし同時に、男女の賃金格差はまだ非常に大きい。グランドスラムの4大会は平等だと話しているけど、それは年に4回しかない大会。他の多くの大会では平等ではない。私たちのシーズンはとても長く、実質10ヵ月か11ヵ月ある。そのなかで私たちが目指しているものには大きな差があるの。WTAは企業との新しいパートナーシップをスタートさせ、商業的な側面からマーケティングを刷新してくれることを期待しているわ」
「WTAには素晴らしい選手がたくさんいる。アメリカだけでなく、世界中にね。国際的なスポーツであることが大きな違いなの。多くの異なるストーリーがあり、私たちは多くの人々にリーチできている。でも、私たちは本当にそのストーリーをファンに対して最善の方法で伝えているだろうか?今後も成長し、変化していくものだと思う。願わくば、来年はそうなって、より良いテレビ契約やその他もろもろを得られるようになりたいわ」
男子選手では
A・マレー(イギリス)や
D・シャポバロフ(カナダ)らも声をあげている男女の賞金格差。女子テニス界のトップ選手で、同時にアメリカ人であるペグラが発言するのは好影響を与えるかもしれない。
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