男子プロテニス協会のATPは28日に公式サイトで、今月21日に行われたフォルコンブリッジカップ(スペイン/バレンシア、レッドクレー、ATPチャレンジャー)を最後に現役を引退した元世界ランク32位の
P・アンドゥハル(スペイン)のコメントを掲載。キャリアを振り返り「真っ当だった」と明かした。
>>綿貫 陽介ら四日市CH組合せ<<37歳のアンドゥハルはツアー通算4勝を記録。2015年には世界ランキングでキャリアハイとなる32位を記録した。
2016年には右肘の手術を受けツアーを離脱するなど苦しんだものの、復活を果たし2021年のゴーネット・ジュネーブ・オープン(スイス/ジュネーブ、レッドクレー、ATP250)2回戦では
R・フェデラー(スイス)を破る金星を挙げた。
今季での引退を発表していたアンドゥハルは4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)がツアー大会最後の本戦出場に。そして現役最後となった今回のフォルコンブリッジカップでは1回戦で同じスペインの17歳 M・ランダルーセ(スペイン)に敗れ現役生活の幕を閉じた。
アンドゥハルは自身のキャリアについて「バランスよくポジティブなものだった。この数年間、たくさんの経験や冒険があって、今の僕がある。テニスの面では、もっといいことが起こる可能性もあったけど、同時に自分が行うことが最も前向きな選択肢であると思いながらやってきた。まともなキャリアだった、その一言に尽きる」と語った。
「それほど大きな成功を収めたとは言えない。僕は子供の頃、あらゆる大会を観戦していて自分も出場できると常に思っていた。そして、そこに出場できたということは夢が叶ったということ。そこまでではないと思うけど、ある意味では世界最高のトーナメントでプレーできた。驚いたというか、そういう表現が適切かどうかわからないけど、夢が叶ったんだ」
テニスキャリアで世界中を旅したアンドゥハルはキャリアの中でのハイライト3つについて「1つ目はカサブランカでツアー大会初優勝を果たしたとき、2つ目はリオで
R・ナダル(スペイン)に負けたとき。そして3番目はけがで2年半離脱した後、復帰して2018年のマラケシュで優勝したときだ。その3つの瞬間だよ」と明かした。
最後に「テニスが僕に与えてくれた最大の教訓は物事に感謝し、すべての人を尊重することを学ぶこと。何よりも、しばしば立ちはだかる困難を乗り越えること。それが最大の学びだと思う」と述べた。
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