男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズのファイナル8(スペイン/マラガ、室内ハード)は23日、準々決勝が行われ、セルビアが世界ランク1位の
N・ジョコビッチ(セルビア)の活躍もありイギリスを2勝0敗で破り、2021年以来2年ぶりのベスト4進出を果たした。試合後、ジョコビッチはイタリアとの準決勝について「全てを出し切って戦う」と語った。
>>【動画】ジョコビッチ勝利の瞬間、母国セルビアをデビスカップ4強に導く<<>>綿貫 陽介vsフォニオ 1ポイント速報<<9月に行われたデビスカップファイナルズのグループステージを勝ち抜いた8チームが出場し、シングルス2試合とダブルス1試合のトーナメントで決着をつける今大会。既に2試合が行われており、フィンランドが昨年王者のカナダを2勝1敗で、オーストラリアがチェコを2勝1敗で下しベスト4に駒を進めている。
そして大会3日目となるこの日はジョコビッチ率いるセルビアとイギリスが激突。第1試合、世界ランク55位の
M・キツマノビッチ(セルビア)が同60位で22歳の
J・ドレイパー(イギリス)との接戦をストレートで制しセルビアが勝利に王手をかける。
続く第2試合、前週行われた最終戦Nitto ATPファイナルズ(イタリア/トリノ、室内ハード)で優勝を飾ったジョコビッチが登場し、世界ランク18位の
C・ノリー(イギリス)と対戦した。この日、29本のウイナーを決めたジョコビッチはファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得。ブレークポイントを1度も与えず、リターンゲームでは2度のブレークに成功しストレート勝ちを収めた。
2010年にデビスカップ初優勝を飾ったセルビアは準決勝でイタリアと対戦する。イタリアは準々決勝でオランダを2勝1敗で下しての勝ち上がり。
試合後のオンコートインタビューでジョコビッチは「キャメロン・ノリーは素晴らしい選手。今日はハードな戦いになった。最近は左利きの選手とあまり対戦していなかったので、素晴らしい終え方ができてうれしい」とコメント。
「国のためにプレーすることは常に最大のプレッシャーだけどモチベーションでもある。次はイタリアとの対戦。彼らはとても強い国。コート上で全てを出し切って戦うつもりだよ」
【セルビアvsイギリスの結果】
第1試合
キツマノビッチ 7-6 (7-2), 7-6 (8-6) ドレイパー
第2試合
ジョコビッチ 6-4, 6-4 ノリー
【セルビアとイギリスのメンバー】
<セルビア>
N・ジョコビッチ
L・ジェレ(セルビア)D・ラヨビッチ(セルビア)M・キツマノビッチ
H・メジェドビッチ(セルビア)<イギリス>
C・ノリー
J・ドレイパー
L・ブロディ(イギリス)J・ソールズベリー(イギリス)N・スクプスキ(イギリス)
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