女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)「日本vsコロンビア」は11日に大会2日目を終え、日本は3勝2敗で来年のファイナル出場権を争う予選ラウンド進出を決めた。試合後の会見で監督を務める
杉山愛は今年12月31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、WTA500)での復帰を明かした元世界ランク1位の
大坂なおみとのコンタクトがあるのか、現状について聞かれ「彼女がツアーに戻ってきてくれることはうれしいです」と語った。
>>ダニエル 太郎 松山CH決勝 1ポイント速報<<今回のプレーオフは初日にシングルスを2試合、2日目にシングルス2試合、ダブルス1試合を行うベスト5マッチ(先に3勝した方の勝利)。全て3セットマッチで行われ、勝利すれば来年のファイナル予選に進み、敗戦するとグループ1部に回ることになる。
初日となったこの日の第1試合、世界ランク124位の
本玉真唯は同79位の
C・オソリオ(コロンビア)にストレートで敗れ、日本は初戦を白星で飾ることができず。それでも第2試合、同90位の
日比野菜緒が同823位のリサラソをストレートで破り、日本は初日を1勝1敗で終えた。
迎えた大会2日目のシングルス第1試合、日比野はオソリオを相手にチャンスを掴めず、わずか57分でストレート負け。それでも第2試合に登場した本玉は対戦相手が世界ランク531位のM・エラソ ゴンサレス(コロンビア)に変更されたにも関わらず、開始から主導権を握り1時間18分でストレート勝ちを収めた。
そして最終試合となったダブルス、
柴原瑛菜/
青山修子がオソリオ/リサラソ組と対戦。第1セットを接戦の末に先取すると第2セットでは終盤で4ゲームを連取し1時間21分で勝利した。
これにより日本は来年のファイナル出場権を争う予選ラウンドに進むこととなった。
試合後の会見で杉山は、今年12月31日に開幕するブリスベン国際での復帰を明かした大坂とのコンタクトが今あるのか、現状について聞かれ次のように語った。
「大坂選手とは直接コミュニケーションは取っていないです。実際に母親になって彼女がツアーに戻ってきてくれることはうれしいですし、チームジャパンにとってもプラスでしかないと思います。ただ彼女自身、BJKのことを考えているといったら考えられているとはあまり思えないのでまずは個人戦でどうやって戦っていくかが頭にあると思います。彼女がツアーに帰ってきたときに話しかけてコミュニケーション取れたらなと思います」
【国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ結果・日程】
<第1日目>
第1試合 本玉真唯 4-6, 4-6 オソリオ
第2試合 日比野菜緒 6-2, 6-4 リサラソ
<第2日目>
第1試合 日比野 2-6, 0-6 オソリオ
第2試合 本玉 6-2, 6-2 M・エラソ ゴンサレス(コロンビア)
第3試合 青山修子/ 柴原瑛菜 7-5, 6-2 オソリオ/ リサラソ
両国の代表メンバーは以下の通り。
【日本代表】
日比野菜緒(ブラス)
本玉真唯(島津製作所)
坂詰姫野(橋本総業ホールディングス)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)
青山修子(近藤乳業)
監督:杉山愛(日本テニス協会)
【コロンビア代表】
オソリオ
E・アランゴ(コロンビア)
リサラソ
エラソ ゴンサレス
M・ペレス ガルシア(コロンビア)
監督:ファビオラ・ズルアガ
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