日本テニスの頂点を争う大会、三菱電機ビルソリューションズ 全日本テニス選手権 98th(東京/有明、ハード)は大会最終日となる5日に男子シングルス決勝が行われ、第7シードの
白石光(SBC メディカルグループ)は第5シードの
徳田廉大(イカイ)に2-6, 2-6のストレートで敗れ、大会初優勝を飾れず準優勝となった。
>>全日本 男子シングルス組合せ・結果<<>>全日本 女子シングルス組合せ・結果<<全日本テニス選手権 98thは予選が10月25日から27日まで行われ、本戦が10月28日に開幕。大会最終日は11月5日を予定しており、東京の有明テニスの森公園で行われている。
4日に行われた準決勝で25歳の徳田は第9シードの
片山翔(伊予銀行)を6-4, 6-4のストレートで破り、2018年以来5年ぶり2度目の決勝進出。一方、23歳の白石は予選を勝ち上がった
上杉海斗(江崎グリコ)を2-6, 6-3, 6-2の逆転で下し大会初の決勝へ駒を進めた。
この日の第1セット、互いにサービスをキープすると第4ゲームで白石はブレークを許す。その後はブレークバックのチャンスを掴めず、アグレッシブなプレーを展開する徳田に第8ゲームで2度目のブレークを許し先行される。
続く第2セット、第2ゲームでブレークを許した白石だが第3ゲーム、徳田のダブルフォルトなどでブレークチャンスを掴むと粘りのプレーでミスを誘いブレークバックに成功。しかし、第4・第6ゲームでブレークを許しゲームカウント1-5と大きくリードされると1度しかブレークを返せず、1時間31分で力尽きた。
試合後の会見で白石は「試合前はもう少し僕のペースに付き合ってくれるかなと思っていましたが、徳田選手は僕のペースダウンしようとした球を迷わず序盤から打ってきました。想定はしていましたが想像以上でそれに対抗する術が終始分からなかったです。こっちが主導権を握れずフラストレーションが溜まる展開が最後まで続いてしまいました」とコメント。
「今年は優勝の可能性があると思って大会に臨んでいましたし、そのための準備をしてきたので精神的にはすごく成長したかなと思います。去年、一昨年は精神的に満足してしまうことがありましたが今年はそこも突破し準決勝も勝って優勝するぞという思いで決勝に臨めたのでいい経験にはなりました」
「でも、徳田選手の方が決勝に行くまでをちゃんと考えられていたなと。僕はいっぱいいっぱいで決勝に来た感を今日すごく感じました。決勝に行くのも難しいですけど体力、精神面も考えていかないと優勝は遠いかなと思います。準優勝も1回戦負けも変わらないですし、タイトル獲って卒業みたいな流れがあるので今後もまた挑戦したいです」
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