男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)は19日にシングルス2回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク215位の
望月慎太郎が第1シードで同10位の
T・フリッツ(アメリカ)を0-6, 6-4, 7-6 (7-2)の大逆転で破り、ツアー初のベスト8進出を果たした。この勝利により望月は日本の地でトップ10選手を破った史上4人目の日本人選手となった。
>>望月 慎太郎vsポピリン 1ポイント速報<<>>望月 慎太郎、シェルトンらジャパンOP組合せ<<20歳の望月は今大会、1回戦で世界ランク31位の
T・M・エチェベリー(アルゼンチン)をストレートで破り、ツアー初白星をあげて初戦突破を果たした。2回戦は同10位で昨年大会王者の強敵フリッツと相まみえた。
第1セットではミスが目立った望月が1ゲームもキープすることができず6ゲーム連取を許し追いかける展開に。それでも第2セットでは第7ゲームでこの日初めてのブレークに成功し勢いそのままセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、互いにブレークを奪えないまま中盤に入ると第6ゲームで望月がブレークを許してしまう。ゲームカウント2-5と崖っぷちに追い込まれた望月だったが、フリッツのサービング・フォー・ザ・マッチとなった土壇場の第9ゲームでブレークバックに成功。会場からの大きな声援を受け突入したタイブレークでも望月は鋭いショットでフリッツを翻弄し、大逆転勝利を決めた。
ツアー大会でマッチ2勝目をトップ10選手から挙げるという偉業を成し遂げた望月。
ホームとなる日本の地でトップ10の選手を破った日本人選手は、1988年に当時世界ランク7位のM・メチージュ(スロバキア)を破った
松岡修造、2012年に同6位の
T・ベルディヒ(チェコ)、2014年に同8位の
M・ラオニッチ(カナダ)、2021年に同7位の
A・ルブレフを破った
錦織圭、2014年に同4位の
S・ワウリンカ(スイス)を破った
伊藤竜馬に続く史上4人目となった。
望月は準々決勝で同41位の
A・ポピリン(オーストラリア)と対戦する。
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