テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は10日、男子シングルス決勝が行われ、第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードの
D・メドベージェフを6-3, 7-6 (7-5), 6-3のストレートで破り、2018年以来5年ぶり4度目の優勝を果たすと共に男女を通じて歴代最多タイとなるグランドスラム24勝目を飾った。ジョコビッチのコーチを務める元世界ランク2位の
G・イバニセビッチ(クロアチア)氏は試合後の会見で「彼はロサンゼルスオリンピックに出場するつもりなんだ」と語った。
>>【動画】ジョコビッチ 5年ぶり4度目の全米OP優勝を決めた瞬間<<全米オープンで3度の優勝を飾っているジョコビッチは今大会、準々決勝で第9シードの
T・フリッツ(アメリカ)、準決勝で同47位の
B・シェルトン(アメリカ)を下し決勝に進出。
決勝戦では2021年の全米オープン決勝でストレート負けを喫し年間グランドスラムを阻まれたメドベージェフと対戦した。
決勝戦、ジョコビッチは38本のウイナーを決めるなどファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。第2セット途中で疲労感を見せメドベージェフにチャンスを握られるも凌ぐと試合を通じて3度のブレークに成功し、3時間16分の激闘を制した。
この勝利でジョコビッチは女子テニスで元世界ランク1位の
M・コート(オーストラリア)の記録に並び四大大会のシングルスで歴代最多タイとなる24勝目を飾った。
試合後、ジョコビッチのコーチで元世界ランク2位のイバニセビッチ氏が会見に登場し「彼(ジョコビッチ)はすごいことを成し遂げた。彼はここで24回目のグランドスラム優勝を達成したんだ。まだハングリーで、記録を破り続け、信じられないようなテニスをしている」と述べた。
また、25回目の優勝を今後成し遂げた際にジョコビッチが満足するか質問され「その質問は彼に聞く必要があるね。でもそれはないと思う。彼はロサンゼルスオリンピックに出場するつもりなんだ(笑)。2028年だっけ?彼が何を考えているかわかるでしょ。24時間で何かを達成するようなものだ。だから、私はそうは思わない」と笑顔で答えた。
2028年のロサンゼルスオリンピックの時にジョコビッチは41歳。衰えないそのパフォーマンスを見ていると、これを冗談だと言い切ることはとてもできない。
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