テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日に男子シングルス1回戦が行われ、予選から出場した世界ランク95位の
ダニエル太郎は元世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)に6-4, 4-6, 2-6, 6-7 (4-7)の逆転で敗れ、2017年以来6年ぶり2度目の初戦突破とはならなかった。試合後の会見でダニエルは「いい試合が出来た」と語った。
>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組み合わせ<<前哨戦のナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)では予選から出場し2回戦進出を果たしたダニエル。今大会も予選3試合を勝ち抜き本戦の切符を手にした。
第1セット、序盤は互いにサービスゲームのキープが続くなか、ダニエルが第7ゲームでブレークに成功すると、ファーストサービスが入ったときに83パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークバックを許さず先行する。
第2セットでも終盤までブレークが生まれないなか、ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでダニエルはブレークを許しセットカウント1-1に追いつかれる。第3セットでは第1ゲームで先にブレークしたものの、そこから3度のブレークを奪われ逆転される。
第4セットでも第1ゲームで先にブレークしたダニエルだったが、第4ゲームではラブゲームでブレークバックされ、そのまま突入したタイブレークでは先にダニエルがミニブレークするも、そこからモンフィスに2度ミニブレークを奪われ逆転される。1度マッチポイントを凌いだダニエルだったが、4-6から最後は痛恨のダブルフォルトを犯し、3時間13分の熱戦を落とした。
試合後の会見でダニエルは「いい試合が出来た」と試合を振り返った。
「作戦的なテクニカルなところだと、相手のサーブの確率がすごいセカンド(セット)から上がってきて、バラエティーが増えてきたから相手のサービスゲームでチャンスが全然なくなってきて。そこから自分のサーブの確率も凄い落ちちゃったところが一番痛かったなとは思うけど、それもありながら自分にチャンスを与えてああいう風にいい試合が出来たのは凄い良いことだと思います」
また直近数ヵ月を振り返り「もっと全体的にこの2ヵ月ぐらい振り返って、芝から始めてクレーとか行って自信がなくなっちゃったところから、トロント・USオープンで良い形で終われてすごいよかったなていうのもあります」と満足感もにじませた。
一方、勝利したモンフィスは2回戦では第8シードの
A・ルブレフと対戦する。ルブレフは世界ランク119位のA・カゾー(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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