男子テニスで世界ランク485位の
J・ソック(アメリカ)は27日にSNSを更新。28日に開幕する全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)をもって現役を引退すると発表した。
>>西岡、綿貫、ダニエル、島袋ら全米OP組合せ<<2017年にはシングルスで世界ランク8位、ダブルスでは2018年に2位という自己最高記録をマークしている30歳のソック。これまでシングルス4勝ダブルスでは17勝をあげている。四大大会では2014年と2018年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)ダブルスで、それぞれ
V・ポスピシル(カナダ)と
M・ブライアン(アメリカ)と。2018年の全米オープンでマイク・ブライアンと優勝し、混合ダブルスでは2011年の全米オープンで
M・ウダン(アメリカ)とタイトルを手にしている。
シングルスでは2017年にロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)などを制覇し1年間のポイント獲得者上位8選手しか出場できないNitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)にも参戦した。ダブルスでは翌2018年のNitto ATPファイナリストズにマイク・ブライアンとともに出場しタイトルを勝ち取った。
しかし、2019年の1月、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)へ向けた練習中に負傷すると、その後は思うような成績を残すことができず、現在はシングルス485位ダブルスは199位に。今回、ソックはテニス選手としての現役生活を終え、今後はピックルボールの選手として活動していく。
「テニスというスポーツに夢中になった8歳の少年へ。君を誇りに思いたい。忘れられない思い出の14年間だった。4度のグランドスラム優勝、オリンピックの金メダルと銅メダル、シングルスとダブルスでのトップ10入り、デビスカップとレーバーカップの出場など、夢にも思わなかったようなことばかりだった。多くの人たちの助けがなければ、このようなことは起こらなかっただろう」
ソックは今年の全米オープンで、同じく同大会での現役引退を表明している
J・イズナー(アメリカ)とペアを組みダブルスに出場する。
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