女子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、WTA1000)は11日、シングルス3回戦が行われ、第12シードの
B・ベンチッチ(スイス)が第7シードの
P・クヴィトバ(チェコ)を6-7 (3-7), 6-3, 6-1の逆転で破り、2年連続3度目のベスト8進出を果たした。この試合のファイナルセット、第2ゲームで左足をひねり転倒したベンチッチにクヴィトバが駆け寄る場面があり称賛の言葉が寄せられた。
>>【動画】クヴィトバ 転倒ベンチッチに駆け寄りアイシング<<>>アルカラスらナショナル・バンクOP組合せ<<初出場となった2015年に優勝を飾った26歳のベンチッチ。今大会では1回戦で世界ランク69位の
L・ブロンゼッティ(イタリア)、2回戦で同42位の
A・パークス(アメリカ)を下し16強入りした。
10日に行われる予定だったが雨天により中止となった3回戦。第1セットでは互いに1度ずつブレークを奪いタイブレークにもつれ込む。タイブレークでベンチッチは2度のミニブレークを許し、先行される。
それでも続く第2セット、ベンチッチは第1ゲームでブレークに成功。その後、5度のブレークポイントを凌ぐと終盤となった第9ゲームで2度目のブレークを奪い1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、第2ゲームではベンチッチが左足首をひねり転倒。この場面にクヴィトバは氷を持って駆け寄りベンチに誘導。メディカルスタッフが到着するまでアイシングを行った。その後、試合が再開されると第2ゲームでベンチッチがブレークに成功。終盤となる第6ゲームで2度目のブレークを奪い、2時間57分の激闘を制した。
なお、女子テニス協会のWTAは公式サイトで「クヴィトバ、ベンチッチの負傷に思いやりのある対応で称賛の嵐」と紹介。両選手は試合後にネット際で抱擁を交わている。
勝利したベンチッチは準々決勝で第15シードの
L・サムソノヴァと対戦する。サムソノヴァは3回戦で第2シードの
A・サバレンカを7-6 (7-2), 4-6, 6-3のフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と第4シードの
J・ペグラ(アメリカ)が4強に駒を進めた。
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